キングオブ炎・西城秀樹への激しい恋を伝えたい
西城秀樹。それは昭和を代表する大スターであり、情熱の炎の具現化である。
しかし最近つくづく思う。
「ヒデキに『昭和』という時代の区切りはいらない。甦っている」と――。
それを確信したのが10月2日(土)NHK BSプレミアムで放送された「伝説のコンサート～西城秀樹・デビュー50年スペシャル」。NHKという枠を超えてお宝映像をガシッと凝縮した、ミラクル特番である。
ツイッターを見ると、裏番組に「キングオブコント」という超強力なコンテンツがありながらも「西城秀樹」が堂々トレンド入り。しかも「ヒデキカッコいい！」という絶賛のコメントが次々と流れてくるではないか。リアルタイムでヒデキを見たことのない、若い方の反応も多数。さすがキングオブ炎……！
かくいう私も当日は用事を早めに切り上げ、頭から玄関に滑りこむ勢いで帰宅。
3曲目からの視聴になったが、感動を書きとめねばとメモを取る。録画機器が無いのでメモと記憶力だけが頼りだ。
ところが次の日メモを開いた私は、額と手にドッと汗が滲み出た。
よ、読めん……！ 興奮が過ぎたようで、ノートに散らばっているのは文字ではなくもはや波線。解読に悪戦苦闘し、まとめるのに1か月もかかってしまった。
やめろ、今では遅すぎると言われても、激しい恋を伝えたい。番組の第一部「ヒデキ伝説！トップスターが駆け抜けた歌人生」の一部分を皆さんと一緒にプレイバックしたい！
観逃した方が、これを読んで少しでも番組の様子が伝われば嬉しい。そして観た方はぜひ興奮をもう一度！
2021.11.06(土)
文＝田中 稲
