【2021年9月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 前述した通り、最も安定した星回りにあるのが台湾です。

 たとえ災いが起きたとしても、それを福に変えてしまうほどの強い運に恵まれると出ています。

 また、文昌星が入ってくることから、契約や試験などで“勝ち”を掴む運もあります。これは経済的な発展があると見ることもできます。

 新型コロナの感染を抑えた状況下、世界的競争力のある分野で有利に事を進める……という展開も期待できそうです。

 その影響は、日本と韓国にも及びます。

 日韓を示す七殺星には、病気の象徴である病符があり、新型コロナの感染拡大を抑えるのは難しそうですが、この月が終わる頃には、経済的な復興に向け、一筋の光が見える……と読むことができます。

 その他のアジア諸国には、残念ながら、明るい兆しは見えません。

 最も心配なのが、インドです。

 羊刃と喪門という2つの凶星があるうえ、ロシアからの悪影響を受ける星回りとあって、厳しい状況が続きそうです。

 東南アジアや中国にも、ロシアからの影響が及びます。

 東南アジアには、禄存という吉星があるものの、凶星の白虎が入ってくるため、新型コロナの感染拡大を抑えるのは難しそうです。ただ、8月よりは好転するように見て取れます。

 中国には、問題を長引かせる陀羅という凶星が入ってきます。新型コロナの感染拡大や経済の低迷などの問題を解決するのは、この国の勢いをもっても容易ではなさそうです。

2021.08.30(月)
文=堀 由美子