街歩きを充実させるOMOベース。カフェも客室も過不足なく丁度いい

 「OMO5京都三条」のエントランスから続く「OMOベース」は、フロント、カフェ機能を備えたパブリックスペース。

 まず眼に入るのが「高瀬川テーブル」。中央には、活気あふれる高瀬川の様子が描かれた暖簾、この川専用の高瀬舟の模型や、界隈の老舗の品などが飾られ、OMOレンジャーに直接話を聞くこともできます。

 木材を多用したインテリアは、高瀬川が流れる材木の町「木屋町(きやまち)」のイメージ。

 OMO名物の「ご近所マップ」は、一面に三条通り、もう一面は高瀬川を中心に、OMOレンジャーが足でくまなく調査したご近所の見どころや、お店情報を厳選して紹介しています。

 開放感のある「OMOカフェ」では、朝食、カフェ、バーと、時間帯に合わせたメニューを展開。朝食以外は、宿泊者以外でも利用することができ、旅行者と街とをゆるやかに繋ぐスペースとしても機能します。

 朝食(7時~10時)は、京都の朝粥をアレンジした「OMOrning(おもーにんぐ)リゾット」のほか、サラダにスープ、ヨーグルトなど。

 1泊目はここでゆっくり旅のプランを練りながらの朝食、2泊めは近くの名喫茶の朝食を楽しむのもいいですね。(※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間や内容は変更する場合があります)

 カフェタイム(10時~17時)の名物は「抹茶フレンチトースト」。焼き立ての厚切りフレンチトーストに、冷たい抹茶アイスと生クリーム、粒あんをトッピングし、テーブルで抹茶ソースをかければ完成です。

 ふわっと軽いフレンチトーストに、アイスの甘みと抹茶のほろ苦さがマッチし、思いのほかぺろりと食べられてしまいます。

 また、このカフェでは、ご近所で買ってきた和菓子を、抹茶(無料)と一緒にいただけるサービスも。おすすめの和菓子店リストもあるので、甘いもの好きは要チェックです。

 気になる客室は、木のぬくもりを生かしたインテリア。スタンダードなツイン、一人旅やカップルにピッタリのダブル、女子旅や家族旅行にうれしい団らんテーブルを備えたスーペリアルームなどの7タイプ。シンプルながらも無機質ではない、自宅にいるようにくつろげるお部屋です。

 ルームウェアのレンタルもあります(1着200円)。チェックインは、事前に発行されたQRコードを使ったスムーズチェックインが可能です。

2021.07.05(月)
文=伊藤由起
撮影=鈴木七絵