![「OMO3 京都東寺」のエントランスを入るとまず目に入る、東寺の立体曼荼羅をモチーフにしたアートワーク「まんだらアート」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/1280wm/img_2c31764d3daae269b510e1d07f82db8b127635.jpg)
星野リゾートの都市観光ホテルブランド「OMO」には、その街にしかない魅力を深堀りする仕掛けがいっぱい。
前編では京都駅南側にある「OMO3京都東寺」、次回後編では京都市内の繁華街にある「OMO5京都三条」のそれぞれの魅力をご紹介します。各ホテルの周辺にある立ち寄りスポットもお見逃しなく!
OMOレンジャーのおもてなしで1,200年前から続く景色に心癒される
![OMOレンジャー・石橋洋平さんの案内で、世界遺産「東寺」をめぐる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/b/1280wm/img_ab976f62316fd309ba4a7682ccf66d1b106380.jpg)
「OMO3京都東寺」に泊まるなら、東寺の境内をめぐる「東寺まんだらさんぽ」を体験しなきゃ損! (約90分、参加無料。別途拝観料 500円~)。
「ご近所ガイド OMOレンジャー」と一緒に、1,200年前の創建時と変わらぬ姿を残す伽藍、弘法大師空海プロデュースの立体曼荼羅(まんだら)など、時空を越えた密教美術の世界を巡ります。
![東寺の正門にあたる南大門の先に建つのは、金堂。平安の昔から変わらない配置。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/6/1280wm/img_664675d5ec1d55a039476d10730b0336141062.jpg)
![境内の南側にある「修行大師像」。学業成就や成績向上のご利益を願う参詣者も多いとか。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/7/1280wm/img_976ae5b86947d293dba5cff026c48e97329041.jpg)
京都駅の新幹線ホームからも見える、五重塔を擁する東寺。平安遷都とともに建立された官寺(国立の寺院)であり、唯一残る平安京の遺構です。
周囲は今風の住宅街ですが、一歩足を踏み入れると別世界。広大で、おおらかな、平安の昔さながらの空間が広がっています。
造営を任されたのは、唐の国で密教を学び帰国した弘法大師空海。
ここ東寺を真言密教の根本道場・布教の拠点としました。正門にあたる南大門から、まずは空海が居を構えた場所に建つ大師堂(御影堂)へと向かい、ご挨拶。
そして縦に並んだ大伽藍の食堂(じきどう)、講堂、金堂、五重塔をめぐります。
とりわけ圧巻なのは、講堂に21ものの仏像を配し、密教の教えを表現した「立体曼荼羅」。
その配置や、各仏像の表情、ポーズの意味、などを解説してもらいながら眺めていると、深遠な密教の世界もどこか身近に感じられます。
![伽藍の西北部にある大師堂(御影堂)。弘法大師像は毎月21日に御開帳となる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/1280wm/img_8d58d2a2da0ce8fc09c30d9821a98e89147453.jpg)
![東寺の象徴、五重塔。落雷などで4度消失し、現在の建物は徳川家光の寄進によるもの。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/1280wm/img_cef849441f4556aae6f176e7702f31a0218172.jpg)
2021.06.30(水)
文=伊藤由起
撮影=鈴木七絵