星野リゾートの都市観光ホテルブランド「OMO」には、その街にしかない魅力を深堀りする仕掛けがいっぱい。

 前編では京都駅南側にある「OMO3京都東寺」、次回後編では京都市内の繁華街にある「OMO5京都三条」のそれぞれの魅力をご紹介します。各ホテルの周辺にある立ち寄りスポットもお見逃しなく!

» 後編「OMO5京都三条」篇を読む(7月2日[金]公開予定)


OMOレンジャーのおもてなしで1,200年前から続く景色に心癒される

 「OMO3京都東寺」に泊まるなら、東寺の境内をめぐる「東寺まんだらさんぽ」を体験しなきゃ損! (約90分、参加無料。別途拝観料 500円~)。

 「ご近所ガイド OMOレンジャー」と一緒に、1,200年前の創建時と変わらぬ姿を残す伽藍、弘法大師空海プロデュースの立体曼荼羅(まんだら)など、時空を越えた密教美術の世界を巡ります。

 京都駅の新幹線ホームからも見える、五重塔を擁する東寺。平安遷都とともに建立された官寺(国立の寺院)であり、唯一残る平安京の遺構です。

 周囲は今風の住宅街ですが、一歩足を踏み入れると別世界。広大で、おおらかな、平安の昔さながらの空間が広がっています。

 造営を任されたのは、唐の国で密教を学び帰国した弘法大師空海。

 ここ東寺を真言密教の根本道場・布教の拠点としました。正門にあたる南大門から、まずは空海が居を構えた場所に建つ大師堂(御影堂)へと向かい、ご挨拶。

 そして縦に並んだ大伽藍の食堂(じきどう)、講堂、金堂、五重塔をめぐります。

 とりわけ圧巻なのは、講堂に21ものの仏像を配し、密教の教えを表現した「立体曼荼羅」。

 その配置や、各仏像の表情、ポーズの意味、などを解説してもらいながら眺めていると、深遠な密教の世界もどこか身近に感じられます。

2021.06.30(水)
文=伊藤由起
撮影=鈴木七絵