初対面からマスク、という人付き合いも増えはじめたこの頃。顔が見えにくい関係性で、相手に自分の印象を残すのは“髪”。清潔感あふれるツヤ髪を目指して、お手入れを頑張ってみない?


ツヤのある髪に、人は自然と好印象を抱く

 肌や髪は、人の暮らしぶりや心の状態を鮮やかに映し出す。

 時間にも心にも余裕があり、丁寧な暮らしをしていれば、潤いあふれて艶やかになり、健やかさや清潔感がにじみ出る。逆に、多忙で自分に向き合えないと、たちまちツヤが失われ、どんなに隠しても“お疲れオーラ”が……。

 マスクで肌がほとんど見えない今、人の印象を決めるのは髪の状態だと言ってもいいくらい。タカラベルモントで髪のツヤの研究を長年行っている上條洋士さんも、「20~40代の女性を対象にした研究によって、髪のツヤは人の心理において“きれい”や“清潔感がある”などの好感をもたらすことが分かっています」と語る。

髪のツヤは第一印象アップの条件!

 タカラベルモントが2018年に発表した大阪大学との共同研究「髪の艶から受ける印象の心理学的要因分析」。ツヤと明度のみが異なる9タイプの髪サンプルを25~44歳の女性113人に見せたところ、ツヤが高まるほど髪の評価と「好き」という感情も高まることが判明。

 とはいえ、ツヤが出にくいと悩む人は多い。その原因を、コーセーの木内愛海さんに伺った。

  「髪のツヤは、光を均一に反射することで生まれます。逆に乱反射する状態だと、ツヤが失われます」。これは、リキッドファンデーションを塗ると肌に面のツヤが生まれ、パウダーファンデーションは粉の粒子が光を乱反射してマットになるのと同じ原理。

 「ツヤを失う最も大きな原因は、ダメージです。髪内部がスカスカになり、受けた光を均一に反射できなくなるからです。また、うねりや乾燥が起こりやすい髪質も、髪がまとまりにくいために光の反射がバラバラになり、ツヤが生まれにくいですね」

 今欲しい髪のツヤを取り戻す、プロのテクニックあれこれをご紹介しよう。

髪のツヤがなくなる3大原因

01[ダメージ]
パーマやカラーを繰り返すと、表面のキューティクルが剥がれ、髪内部の構成要素が流れ出してスカスカになってしまう。すると光を均一に反射できなくなり、ツヤが失われる。

02[うねり]
生まれつきのクセ毛や、加齢によるうねり。パーマやアイロンで均一につくったカールとは異なり、ウェーブの向きがバラバラなので、光をきれいに反射できず、ツヤが出にくい。

03[乾燥]
乾燥した髪は、まとまりが悪く広がりやすいので、うねり同様にツヤが出にくい。表面のキューティクルの傷により乾燥している場合も、光を乱反射してツヤがなくなる。

2021.07.04(日)
Composition=Mari Otsuka
Photographs=Yuya Shimahara
Hair & Make-up=AYA(LA DONNA)
Styling=Miyu Irie
model=Akari Abe

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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