オリーブオイルの旨みで 色とりどりの春野菜を食べる

 季節の生野菜をオリーブオイルベースのソースにつけて食べるピンツィモーニオは、トスカーナ地方をはじめ、各地でポピュラーなスティックサラダ。

 胃の負担を軽くするため、ゆで野菜を中心に。

 肝臓の機能を強化してくれるアーティチョークがベースの薬草リキュール「チナール」(写真・右中ほどペパーミントの入っているグラス)を食前酒に添えて。

「ピンツィモーニオ」のレシピ

■材料(4人分)

・グリーンアスパラガス 4本
・カラフルにんじん 3本
・モロッコいんげん 100g
・じゃがいも 1個
・芽キャベツ 4個
・スナップえんどう 100g
・ラディッシュ 4個
・スティッキオ(ミニフェンネル) 4本
・セロリ 1本
〈オイルA〉
・オリーブオイル 大さじ2
・塩、こしょう 各適量
〈オイルB〉
・オレンジオリーブオイル 大さじ2
・塩、こしょう 各適量
〈オイルC〉
・オリーブオイル 大さじ2
・アンチョビフィレ 1尾
・にんにく(みじん切り) 1/2片
・塩 適量

■つくり方

(1) 野菜類は食べやすいスティック状に切り、それぞれさっと塩ゆでし、冷水にさらす。水気を拭き、器に盛る。

(2) オイルA、Bは材料すべてをよく混ぜ小鉢に盛る。オイルCは小鍋に材料すべてを入れて弱火にかけ、ゆっくり加熱し、アンチョビが溶けたら火を止め、小鉢に盛る。1に添えていただく。

「チナールトニック」のレシピ

■材料とつくり方(1人分)

 タンブラーにチナール50mL、トニックウォーター1/2カップを注ぎ、軽く混ぜ、ペパーミント適量を加える。

●教えてくれたのは……
新田玲子(にった れいこ)さん

料理家、国際薬膳師・国際薬膳調理師。野菜ソムリエ。8年間のイタリア暮らし後、2005年よりイタリア料理の会「ティラミス」主宰。中村浩子氏との共著に『イタリア薬膳ごはん 体の不調とおさらばできる』(講談社刊)。

春のゆる養生、指南 季節の野菜を食べる!

2021.03.09(火)
Text=Noriko Tanaka
Photographs=Aya Sunahara
Styling=Mariko Nakazato
Cooperation=AWABEES、UTUWA

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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