環境や社会を守り、持続可能な社会の実現を目指すために立てられたSDGsの目標には「(2)飢餓をゼロに」をはじめ、多くの食に関する問題が掲げられている。中でも人口増加に伴うタンパク質の供給不足問題は重要課題。
2019年に行われた世界経済フォーラムでは、この解決策のひとつとして、食品汚染のリスクが無く、温室効果ガス排出量の削減にもつながる代替タンパク質が取り上げられると、世界中で注目されるように。日本では、農林水産省が2020年3月より代替タンパク質に関する取り組みをスタートさせた。
そんな代替タンパク質の代表格といえるのが大豆ミートだ。日本では1960年代にはすでに商品化されていたが、SDGsの広まり、そして近年の健康ブームや食の多様化を受け、ここ数年で多くの食品会社やファストフード店、コンビニ等で商品化されるようになってきた。本物の肉のような食感や味わいを追求した商品が続々と販売されているほか、代替としてではなく、大豆ミートそのもののおいしさを活かしたハイクオリティな商品も登場している。
身体のため、環境のため、未来のために、美味しく楽しみながら、大豆ミートを日々の食事に取り入れてみては。
» 第1回 サスティナブルフード
» 第2回 おいしい大豆ミート
» 第3回 おいしいビオセボンのSDGs
» 第4回 おいしいナチュラルハウスのSDGs
◆ヤマダイ
「ヴィーガンヌードル 担担麺」
大豆ひき肉をのせたやさしい味わいのヌードル
「ヴィーガンヌードル」は、動物性食材、アルコール、化学調味料不使用のシリーズ商品で、自由が丘にあるヴィーガンレストラン「T’sレストラン」が監修し、ニュータッチで有名なヤマダイが製造したカップラーメンだ。
特許製法で作り上げたノンフライ麺は、良質な小麦粉を中心としたシンプルな素材で作られ、滑らかな食感が特徴。野菜や香辛料でコクを出したスープの旨みを吸うことで麺の美味しさが倍増して箸がさらに進む。
担担麺は、そぼろ状の大豆ミートのほか、枝豆やチンゲン菜を具材に使用。花椒が香り、豆板醬や甜麺醤の風味が豊かでピリ辛なスープと喉ごしのよい麺がクセになりそう。
他シリーズには、あっさりとした醤油とすっきりとした酸味と胡椒やラー油の辛さが効いた酸辣湯麺の2種類をラインナップ。低カロリーながらも満足感があるので、小腹がすいたときにもおすすめ。
ヤマダイ
電話番号 0296-48-0133(お客様相談室)
https://www.newtouch.co.jp/
2021.02.18(木)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史