③“曲は京都にあり” 今注目のバンド「本日休演」
食は広州にあり。食は全州にあり。という言葉がありますが、あえて言いましょう。
曲は京都にあり! と。
古くはザ・フォーク・クルセダーズ、そしてボ・ガンボス、くるり……。最近では台風クラブ、キツネの嫁入りなどなど、挙げていけばもう数限りないほどの素晴らしいバンドを輩出してきた京都。いつの日かなぜ京都という土地がそのような豊穣な音楽を生み出すことができるのかを追求してみたいものです。
そんな京都発バンドの中でも、今最も注目なのが「本日休演」。去る2月10日には4thアルバム『MOOD』が発売されました。アルバムの発売に合わせて、過去作のサブスクも解禁されているので、こちらも是非ご視聴あれ。
上記のYouTubeはアルバム収録曲「天使の沈黙」のMV。この休日は「本日休演」の世界に浸ってみることをおススメします。幅広いバッググラウンドにはじめは眩暈、最後は陶酔すること間違いなしです。
④今だからこそ大切にしたいお店、あなたにもありませんか
お花屋さん、魚屋さん、お肉屋さん……。幼少の頃に一度はなりたい、と思ったお店たち。でも、昔は身近にあったはずのそんな個人商店は気づいたら少しずつ無くなっていませんか。
「町の宝」。
味があり、街並みに溶け込んでいる個人商店の取材を重ね、著者はそう確信したといいます。
近年、町中華が注目を浴びていますが、その土地、その町、そしてその人の個性を感じることのできるお店というのは希少になってきており、画一化されたチェーン店が広がっている今だからこそ、輝きを増してきているのではないでしょうか。
本書で紹介されているお店はエピソードを読むだけで、人柄が、店柄がわかる素敵な個人商店ばかり。ゆっくり本書を読んで、自分の住んでいる町を改めて見回せば、きっと新しい出会いが待っているはずです。
⑤落語をディグってみるのもいいかもしれない
緊急事態宣言もまだもうしばらく続く中、新たなお笑いの世界に飛び込んでみませんか。
そう、CREAの担当編集が今週おススメするのは落語の世界です。中でも今週はYouTubeでの落語の楽しみ方、さらに若手の落語家さんに注目したいと思います。
まずは、上方落語の桂紋四郎さん。いち早く落語のインターネット配信をコロナ禍において始めたとして、第15回繁昌亭特別賞をもらっているほど。現在は「おはよう落語」と題して、桂華紋さんと一緒に朝7時~8時にライブ配信をするなど、精力的に活動しています。
さらに最近は今話題のclub houseにも参入。「club house寄席」と題して、毎週水曜と土曜の22時から開催している。ちなみにお江戸版の「club house寄席」も2月16日から始まっている。興味のある人は@clubhouseyoseをチェック!
女流落語家からはチャンネルつる子を。過去にアイドル・オーディション「ミスiD2016」で「I♡JAPAN賞」を受賞したこともある林家つる子さんのチャンネルで、積極的にYouTube配信を行っています。
中でもチャレンジングなのは若手落語家だけの出演者で撮影した「raku-bang」というYouTubeドラマ。台本なし、筋のみ、という設定で、アドリブでのドラマに挑戦しています。
広大な若手落語家の世界、今週末にディグってみませんか?
Column
週末何しよう? 過ごし方5選
興味あることは沢山あるけど、「To Do List」じゃ重すぎる、スローなウィークエンドにしてほしい。そんなあなたのために、ゆるーい週末の過ごし方ガイドをCREA編集部が5つピックアップしてみました。
もちろん、今週末は部屋でゆっくり寝て過ごしちゃう、なんてのもOK。だって、週末はまた来週もやってくるんだから。
2021.02.18(木)
文=CREA編集部