「もう木曜日、今週末何しよう?」
興味あることは沢山あるけど、「To Do List」じゃ重すぎる、スローなウィークエンドにしてほしい。そんなあなたのために、ゆるーい週末の過ごし方ガイドをCREA編集部が5つピックアップしてみました。
もちろん、今週末は部屋でゆっくり寝て過ごしちゃう、なんてのもOK。だって、週末はまた来週もやってくるんだから。
①大統領暗殺事件の裏側に迫る!
KCIA(韓国中央情報部)という組織が終焉に向かう瞬間。
「愛の不時着」や「スタートアップ」にきゅんきゅんするのも最高に楽しいけれど、久々にゴリゴリの男くさ~い韓国映画が観たくなってきてませんか?
そんなあなたにおすすめなのが、大韓民国大統領直属の諜報機関であるKCIAの部長が、大統領を射殺した実際の事件を映画化した『KCIA 南山の部長たち』です。
部長を演じているのは、世界的人気を誇るイ・ビョンホン。
韓国の芸能界でセンターを張り続けているイ・ビョンホン様が、理不尽な命令によるプレッシャーに押しつぶされ、病的なまでに髪を何度も何度も直す仕草には、ぐっとくるものが……。
余談ですが、劇中、登場人物たちが飲んでいる「マッコリのサイダー割り」がおいしそうでした。
『KCIA 南山の部長たち』
公開中 シネマート新宿ほか 全国ロードショー
監督:ウ・ミンホ『インサイダーズ/内部者たち』
脚本:ウ・ミンホ、イ・ジミン『密偵』
撮影:キム・ジヨン『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜』
音楽:チョ・ヨンウク『悪人伝』
原作:金忠植『実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」』(訳:鶴真輔/講談社刊)
出演:イ・ビョンホン『インサイダーズ/内部者たち』
イ・ソンミン『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』
クァク・ドウォン『哭声/コクソン』
イ・ヒジュン『1987、ある闘いの真実』
キム・ソジン『ザ・キング』
2019/韓国/5.1ch/114分/字幕翻訳:福留 友子/PG12
原題:남산의 부장들(英題:THE MAN STANDING NEXT)
配給:クロックワークス
http://klockworx-asia.com/kcia/
②「国民最低ー!」芸人のラジオが最高ー!
欽ちゃんの頭からミニ欽ちゃんが出てくるという謎のネタを披露し、「M-1 グランプリ2020」の敗者復活戦で、圧倒的最下位になってしまった「ランジャタイ」というお笑いコンビをご存知ですか?
ラーメンからT.M.Revolutionが出てくるネタ(文字にすると本当に意味不明ですね)や、死んだおじいちゃんが後日家に普通にいるネタなど、彼らの漫才は中毒性が高いものが多く、数多のお笑いファンがランジャタイ沼にずぶずぶ堕ちていっています。
「テレビではあまり見られずさみしいな〜」と思っていたところ見つけたのが、GERAというアプリで配信しているラジオ番組「ランジャタイのサンバイザー」。
地下芸人たちのゴシップや最近あったくだらない話を、圧倒的な話術で語るボケ・国崎さんと、その話を「ふふふ」と、ひたすらかわいい相槌を打ちながら聞くツッコミ・伊藤さんのやりとりが愛おしく、とにかく最高な番組なんです! とがりまくっている漫才をしているときの彼らとは違う魅力を惜しみなく発信していて、これもまた中毒性があります。
またまた余談ですが、伊藤さんの独特の髪型は綾波レイを意識しているとのこと。しかもセルフカットらしいです。
「ランジャタイのサンバイザー」
お笑いラジオアプリGERAにて毎週火曜日20時に更新中。
https://gera.fan/
2021.01.28(木)
文=CREA編集部