岩岡徹×「散歩」

「小さい頃から知らない道を歩くのが好きでした」

岩岡 徹(いわおか とおる)

1987年6月6日生まれ。千葉県出身。パフォーマー。ライブ演出担当。俳優として映画『居る場所』や舞台「ちるらん 新選組鎮魂歌」などに主演する他、メンバーで唯一の社会人経験を生かし、「東大王」や「潜在能力テスト」などのクイズ番組にも出演している。

――散歩をするようになったきっかけは?

 目まぐるしい日々の中で、家と仕事場の行き来をして、プライベートでは決まったお店に行ってと、わりと行動パターンが決まってしまっていたんです。

 それがコロナ禍でちょっと時間ができたので、家の周りの普段は使わない道や、裏道を歩いてみたんです。

 「こんなところに神社があったんだ」など、いろいろな発見があって楽しくて、小一時間ほど歩くようになりました。

 いつも使う道も、車道を挟んで反対側の歩道を歩くだけで、見える風景が変わるのがすごく面白い。

 そういえば、小さい頃から知らない道を歩くのが好きでした。

――歩きながら、何か考えていますか?

 音楽を聴きながらボーッとしているときもあれば、何も聴かずに空や建物を見ているときもあります。

 たまたま見つけたお花屋さんにふらりと入って、お店の人におすすめしてもらった観葉植物を買ったことも。行動してみるもんだなと思いました。

――Da-iCEの曲で、散歩にぴったりの曲は?

 『SiX』なら「EASY TASTY」。音が軽快なので、町の風景を軽快にテイストしてください(笑)。

――東京以外の場所でも散歩をしたいですか?

 去年行けなかった分、今年のアリーナツアーでは、前乗りや後泊をして、全国各地の町を散策してみたいです。

 泊まるホテルさえGoogle Mapに入力しておけば、時間の許す限り自由気ままに歩き回れるのが散歩の良さですよね。

――散歩で好きな時間帯はありますか?

 朝もしますけど、夕方が一番好きです。日が落ちてきて、まだオレンジ色でもなくて、ちょっと肌寒くなっていく感じの時間帯。

 今はちょっと寒すぎますが、秋口は最高でした。春の散歩が楽しみです。

――岩岡さんにとって散歩とは?

 空っぽになれる時間です。それに10分くらいのウォーキングが健康にとても良いとも聞いています(笑)。

2021.01.20(水)
文=須永貴子
撮影=榎本麻美
動画撮影=松本輝一