美しい歌声で人々の心を魅了するツインボーカルのふたり
Da-iCEでツインボーカルを務める花村想太さんと大野雄大さんに、今一番ハマっていること・ものを教えてもらいました。
好きなものの話ということもあり、たくさん笑顔を見せながら熱く語っていただいたインタビューは必見です。
また、今回は特別に、ハマっているものに関する「オフショット」も公開します! どうぞお見逃しなく。
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花村想太×「大型バイク」
「僕にとってバイクは、眺めるもの(笑)」
花村想太(はなむら そうた)
1990年8月15日生まれ。兵庫県出身。ボーカル兼パフォーマー。4オクターブの声域を持ち、女性アーティストの楽曲も歌いこなすハイトーンボイスが武器。バンドプロジェクト「Natural Lag」では、全曲の作詞作曲を担当。ブロードウェイミュージカル「RENT」の主演を務めた。
――バイクを好きになったきっかけは?
父がバイク(ドラッグスター400)で小学校の送り迎えをしてくれた頃から憧れていました。
小5か小6の頃に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンができて、そこでターミネーターのアトラクションで遊んだら楽しくて。その後映画『ターミネーター2』を観たら、ターミネーターが乗っていたハーレー(ダビッドソン)がめちゃくちゃかっこよくて。いつか僕も乗りたいなとずっと思っていました。
ただ、上京してひとり暮らしをすると、なかなかバイクに回す時間とお金の余裕がなくて。ある程度の余裕ができた22~24歳の頃に、大型免許を取って、父と同じバイクを買いました。
――憧れのバイクを手に入れたんですね。
でも、手に入れた瞬間がピークでした(笑)。「お父さんが乗っていたバイクに自分も乗れる!」という喜びのほうが、バイクで走る楽しさよりも上でした。
男のロマンなんでしょうね。その後2回買い替えて、今のバイクは3台目。
欲しくなって買い替えてから気づくんです。乗らないってことに。たまにエンジンをかけないとかからなくなっちゃうんじゃないかというレベルで乗ってないです。
駐輪場で車体を磨いてエンジンをかけるだけでも楽しいっちゃ楽しいんですけどね。
――バイク好きの人はみなさんツーリング好きだと思っていました……。
ツーリングは1度もしたことがないです(笑)。
バイクで走るのは気持ちいいんですけど、あまり長く運転すると集中力が切れて、事故に繋がる可能性があるので、「あ、ちょっと走りたいな」というときに、家の周りを1周するくらいでちょうどいい。
事故を起こすといろいろな人に迷惑がかかるので、「15分以上は運転しない」「高速道路は走らない」と決めています。
――ということは、花村さんにとってバイクとは……?
眺めるもの(笑)。好きなんですけど、たぶんこれからも乗らずに一応所有しておく。それがささやかな野望です。
2021.01.20(水)
文=須永貴子
撮影=榎本麻美
動画撮影=松本輝一