魚座

2月19日~3月20日生まれ

“Revere your sensitivity.”
「自分のセンシティブな部分を大切にしなさい」


 トンネルの向こうに明るい光が見える。そんな思いで過ごす2021年です。

 先に説明してしまうと、魚座の幸運期は約1年後の年末に始まります。新年の前半は、まずその準備期間と考えて過ごしましょう。

 2021年の魚座に贈りたいメッセージは、この言葉です。魚座の傷つきやすさや感じやすさは欠点ではなく、感性が豊かな証拠です。きっと仕事や人間関係で落ち込む日々もあるでしょう。それでもGW過ぎまで何とかやり過ごせば、幸運の木星が一時的に魚座に入ります。

 5/14~6/20に起こる出来事、出会う人は、年末に迎える幸運期につながる「種」のようなものです。さて今のうちからこの期間は仕事などに忙殺されないように、スケジュールを調整しておくとよいでしょう。その小さな「種」を年末まで大切に育てることで、幸運の波に乗ることができます。

 まず5月までは心にたっぷり栄養を。ウィズコロナ時代に生き残りを賭ける芸術・芸能業界を応援するべく、歌舞伎やお芝居、コンサートや美術展などに足を運んでください。アートや文化に親しんだ経験が、後のあなたを支えてくれます。

 と同時に2021年は人の役に立つこと、まただれかを幸せにしてあげることを考えてみて。多くの笑顔に出会う度に、あなたの心は満たされ、希望が芽生えます。

 ただし恋愛に関していうと、同情心から芽生えた恋は長続きしない模様。好意を寄せられると、ついその気になってしまう傾向があります。魚座の優しさが相手のわがままを増長させないように、気をつけたいものです。

 また仕事絡みで、あなたを悩ませる人物が見え隠れしています。それがドラマの悪役のように「敵はコイツ!」とわかりやすい形で登場してくれればよいのですが、いい人の仮面をかぶっていたりして本質が見えにくい。案外、あなたの足を引っ張るのは味方だと思っていた人かもしれません。

◆起こすべきアクション

無意識の声を聞く、というと少し難しく思えるだろうけど、占いや各種セラピーを受けると、あなたの「心の声」が聞こえてきます。ヨガなどのボディーワークを始めるのも、隠れた自分の本音に近づくアクションです。

◆2021年のラッキーデー

3/13

岡本翔子(おかもと しょうこ)

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。
公式サイト http://okamotoshoko.com
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★毎年好評の月の満ち欠けを記した手帳、『MOON BOOK 2020』(ディスカヴァー)が発売中!
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2021.01.01(金)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE

CREA 2021年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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思いもかけない日々となった2020年。いつもと違う毎日のなかで新しい習慣ともなんとか付き合ったり、戸惑うこともあったと思います。思い通りに会えない日々が続いても、贈りものという形で気持ちを届けたい――。誰もが頑張った一年と、新しい明日に贈る、感謝とご褒美、ときどきエール。いろいろな想いをギフトにして届けます。