山羊座

12月22日~1月19日生まれ

“When it is dark enough, you can see the stars.”
「どんなに暗くても、星は輝いている」


 このメッセージは、200年ほど前に生まれたアメリカの詩人・哲学者だったエマーソンの言葉。日本では宮沢賢治や福沢諭吉に大きな影響を与えた思想家といえば、少しは親近感が湧いてくるかもしれません。

 今の山羊座を応援するには、この言葉しかないと確信しています。2020年はまさに青天のへきれきで、今まで築いてきたものが崩壊したり、公私共に変化を余儀なくされる年でした。

 年末に山羊座から土星が去ると運気のモードが変わり、今、小さな希望の芽が生まれつつあります。特に思い出して欲しいのは、コロナ禍の2020年に遭遇した出来事や出会いです。それらとの縁を大切に紡いで、目に見える形にしていくことが、2021年を有意義に過ごす鍵となります。

 仕事も作業量や業績などを誇るのではなく、丁寧さや「質」を重視したい1年です。基本的には、“今あるものを継続していくこと”が求められます。

 その一方で、運命に翻弄されて失業、また転職せざるを得なくなった人もいるはずです。今なお、先の見えない暗闇の中にいる人は、「五感」を意識して過ごしてください。味覚・嗅覚・触覚に関わることが、この先の仕事につながる可能性があります。

 またコロナ禍に教訓を得て、お金に関する考えが変わった人もいます。2021年はローンの借り換えや繰り上げ返済、また不動産購入にも適した年。生活の根底部分に不安があると、仕事や私生活でパフォーマンスが落ちるからです。

 愛情面では残念ながら変化に乏しいと言わざるを得ません。新しい出会いを求めるより、旧知の男性との縁を再び手繰り寄せてみること。1月上旬には愛情を司る金星が山羊座に入ります。ここ近年で「もう少し仲良くなりたかった」と思う男性がいたら、連絡を取ってみるとよいでしょう。

◆起こすべきアクション

たかがお金、されどお金です。収入を維持する、また増やすことを真剣に考えるとやるべきことが明確に。会社員は各種経費の交渉、フリーの人は仕事を受ける前に、きちんとギャランティの話ができるようになりたいものです。

◆2021年のラッキーデー

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2021.01.01(金)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE

CREA 2021年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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思いもかけない日々となった2020年。いつもと違う毎日のなかで新しい習慣ともなんとか付き合ったり、戸惑うこともあったと思います。思い通りに会えない日々が続いても、贈りものという形で気持ちを届けたい――。誰もが頑張った一年と、新しい明日に贈る、感謝とご褒美、ときどきエール。いろいろな想いをギフトにして届けます。