【2020年12月】悟明老師が占う「アジアの動き」
アジア全体を見たとき、イメージされるのは、どうしようもない状況に立ち尽くし、天を仰いで神に祈る人々の姿です。
一番の問題は、経済の回復が一向に進まないことですが、これは現実的に考えて、コロナの拡大が続く状況下ではどうにも難しいでしょう。
このように暗いニュースが続くなか、最も安定しているのは、吉星の化権が入っている台湾です。それ以外のアジア諸国は、なかなか厳しい状況にあります。
ただ、福星があるアメリカから、三方四正と呼ばれる影響線を引いてみると、台湾、北朝鮮、フィリピンにこの影響が及ぶことがわかります。これらの国々は、コロナ禍にあっても、いくばくかの救いの部分があるといった星回りです。
また、暗合という影響線でつながる中国も何らかの恩恵を受けるでしょう。しかし、この時期の中国には病符が入っているため、コロナ関連の問題が解決するとは考えにくく、何か別の形での幸運に恵まれるのでは……と推測します。
最も気がかりなのが、日本と韓国です。病気や殺傷など血を見る事態を象徴する羊刃、心痛や悲しみを意味する天哭があり、かなり試練の多いひと月になりそうです。
すでに打撃を受けている旅行業界、娯楽関係の経営面での問題はもとより、人々の心身の健康など、さまざまな局面でコロナの弊害が露呈してくるように思われます。
2020.12.01(火)
文=堀 由美子