花選びに迷ったら「ミニ花束+1輪」から!

 花を迎える準備が整ったら、花屋さんへ向かいましょう。店に足を踏み入れるとカラフルな花が並んでいて、どれを選んだらいいか、どうやってオーダーすればいいか迷ってしまうかもしれません。

 そんなときは花屋さんの入り口に飾られているミニ花束コーナーへ。

 ミニ花束は、大きな花や小さな花、葉物などのグリーンや枝物など、花のプロが厳選したものが入っていますので、失敗がなく悩む必要はありません。

 ミニ花束を手に取ったら、切り花が並ぶコーナーへ行きましょう。たくさんの花の中からお気に入りを1輪だけ選びます。

 最初から切り花コーナーで色合わせや種類を考えながら複数の花を選ぶのは難しく感じますが、一輪だけなら選べる気がしませんか? この1輪は思いっきりこだわって選んでもいいでしょうし、最初に目にとまった花を選ぶのもいいかもしれません。

 ちなみにミニ花束は、スーパーの切り花コーナーで売っている花束でも代用できます。買い物のついでに手に入りますし、花屋さんで揃えるよりもリーズナブルなのでおすすめです。

花を家に迎えたら “花のメイク”をオフしましょう

 花を自宅に持ち帰ったら、まずはリボンや包装紙、セロファンなどを外しましょう。

 綺麗に包まれた花束を崩すのがもったいなくて、包装されたまま飾る人がいますが、それはNGです。

 なぜなら、包装された花束はプレゼントとして渡したときに綺麗に見せるためや、一時的に持ち歩くときにお花を傷つけないためのもので、いわば外向きのメイクをしているような状態だからです。

 長時間メイクをしているのがお肌によくないように、包装紙やセロファンをまとっていると風通しが悪く、花の内部が蒸れてカビの原因になることも。包装はすぐにほどくのが正解です。

2020.07.07(火)
文=佐藤俊輔
撮影=平松市聖