2冊目『銀座界隈ドキドキの日々』(和田 誠)
1960年代の活気に満ちた銀座を追体験
「普段歩いていた銀座の街を歩けなくなったとき、あらためて銀座の素晴らしさを実感しました。
銀座で働くメンバーで、銀座の良さを伝えていこう、という企画が立ち上がりました。『銀座玉手箱』というものをつくってみようと。
本書を開くと和田 誠さんが働いていた1960年代の銀座がよみがえり、活気に満ちた銀座を歩いた気分になりました」
◆あらすじ
和田 誠自ら、憧れのデザイン業界に足を踏み入れたばかりの1960年代を振り返り、当時の懐かしいデザイン作品を交えながら綴った自伝的エッセイ。職場だった銀座でのランチタイムやバータイムのひとこまが生き生きとよみがえる。篠山紀信や横尾忠則、寺山修司など、才能あふれる同世代や先輩たちとの贅沢なやりとりの数々。井上ひさしの解説も必読。
2020.06.05(金)
文=CREA編集部