ワイシャツの脱水時間は1分で充分。シワがつかずに仕上がります
●できるだけアイロンがけの手間を減らすために
毎日ワイシャツを洗う人や、アイロンがけがめんどうだ、という人におすすめの設定があります。
それは、最後の脱水時間を「1分」に設定するのです。
シワになりやすいものは、あえて脱水時間を1分に短くして水分を保持したままハンガーに干します。そうすると水分の重みで、干している間に自然にシワが伸びてくれます。
ある程度の水は切れるけれど、水分は残っている。その設定が脱水1分です。
アイロンできっちりプレスしたような仕上がりを求める人にはもの足りないかもしれませんが、一般のビジネスの場で失礼にならない程度なら、「脱水1分でアイロンなし」で充分いけます。
ワイシャツに限らず、ボクらが教える洗濯術は、「なるべくアイロンがけをしなくていいように」と考えた方法でもあります。
なぜなら、アイロンの熱を与えないほうが服への負担が少なくなる、というのがひとつめの理由です。
もうひとつの理由は、家庭ではプロのようなアイロンがけは物理的に難しいからです。プロが使うアイロンは、ボウリングの球くらいの重さがあります。それを使ってワイシャツ一枚仕上げるのに20分くらいかけて作業します。
みなさんには、アイロンがけを頑張るよりも、キレイに洗ってラクに仕上げる方法を知ってほしいです。家事の負担がずいぶん減りますから、ぜひ試してみてください。
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著・洗濯ブラザーズ
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洗濯ブラザーズ
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茂木貴史(写真左)、茂木康之(中央)、今井良(右)の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団。横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季や国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発し、好評を博している。
洗濯ブラザーズが教える
ズボラのための美的洗濯術
2020.03.09(月)
文=洗濯ブラザーズ
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