さっぱりしててコクもある!
酸っぱうまいお鍋のレシピ

 さて今回は鍋ものを1つご紹介。キノコとちぢみホウレン草の酸っぱうまいお鍋です。さっぱりしつつも、コクがあっていいんですよ。ちぢみホウレン草は冬のたのしみのひとつ、甘みが強くて食べやすく、よく買っています。

■2つのポイント

・キノコは好みのものでOKですが、エリンギはできれば入れてほしい。そしてマイタケ、ヒラタケがあるとかなりおいしくなります。

・キノコはゴマ油で炒めてから鍋に入れます! フライパンに入れて熱して、かさが3分の1になるぐらいまで中火で炒めてください。

●「キノコとちぢみホウレン草の
酸っぱうまいお鍋」
レシピ 2~3人前

■材料

・キノコ:750グラム程度 ※写真はエリンギ、マイタケ、ヒラタケをそれぞれ2パックずつ使用
・ちぢみホウレン草:500グラム程度
・好みの肉:適量
・ゴマ油:大さじ1

[A]
・鶏がらスープ:1リットル
・酒:大さじ2
・みりん:大さじ2
・薄口醤油:大さじ2と1/2
・酢:小さじ2(酸っぱいのが好きなら大さじ1)

■作り方

(1) キノコはいしづきを取り、小分けにしておく。ちぢみホウレン草はよく洗って、5~6センチ幅に切っておく。

(2) フライパンにごま油をひき、キノコを中火で炒める。全体量が3分の1程度になれば火を止める。

(3) 鍋に[A]をすべて入れて沸騰させ、具材を入れて煮る。

 キノコを加えたら、やさしい火加減で7分ほど煮てください。こうすることでスープがグンとうまくなります。

 肉ものは鶏でも豚でもいいんですが、写真のように海鮮つみれがけっこう合うんですよ。撮影したときはエビ入りのつみれを使いました。

 シメはですね、蕎麦が合います。ぜひお試しを!

 それではみなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

白央篤司(はくおう あつし)

ローカルフードや「暮らしと食」をテーマとするフードライター。近著『自炊力 料理以前の食生活改善スキル』(光文社新書)が現在4刷に。パートナーとふたり暮らしは4年目、炊事全般と平日の洗濯を担当中。
http://hakuoatsushi.hatenablog.com/

Column

白央篤司の罪悪感撲滅自炊入門

料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?

2019.12.15(日)
文=白央篤司