東京砂漠～♪ なんて歌がありましたが、そんなことはありません。大都会だからこそ必要とされる潤いをカフェに発見！
人気エリアや隠れ家的存在のものなど、花や木々が溢れる人気の7軒をセレクトしました。今回はその3軒目。
＊03
青山フラワーマーケット
ティーハウス 南青山本店
[表参道]
業界に新しいスタイルを
次々に取り入れて
色とりどりの季節の花に、道行く人が思わず目を留めます。
今でこそ普通になってきているけれど、冷蔵庫タイプのショーケースを使わず、お客さんが直接花に触れ、手に取れるオープンスタイルの花屋さんの先がけが、この青山フラワーマーケット。
平日でも、夕方から夜にかけては、仕事帰りに花を買って帰る人で賑わう店内。
日常生活の中で花を活ける、男性も気軽に花を買える、そんなライフスタイルを定着させてきた店でもあります。
さっそく、奥にあるティーハウスへ。
温室をイメージした空間には、天井や壁にもグリーンがいっぱい。
ガラステーブルの下にも、グリーンが植えられたプランターが置かれています。
そして、週替わりで飾られている季節の花が店いっぱいに。
この日の主役はピンクのコスモス。心地いい空間に可憐な彩りを添えています。
この温室をイメージして生まれた空間は、青山フラワーマーケットの店舗を手がけてきたデザイナーが試行錯誤して造り上げたもの。テーブル部分は畝に見立てられ、花や緑がまるで自然の状態で生えているよう。
花屋さんとしての知識を活かし、花と緑がいつもフレッシュな状態で出迎えてくれるから、たくさんのエネルギーがもらえるのです。
では、さっそく窓際のカウンター席へ。
リフレッシュ ブレンドとリラックス ブレンドの２種のハーブティーから、リラックス ブレンドをチョイス。
ポットには、生のレモングラス、レモンバーム、ダンデライオン、オレガノ、スペアミントがみっちり。砂時計の砂がすべて落ちるまで、ゆっくりと抽出されるのを待ちます。
ひと口飲むと、まるでハーブの生命力を体にとり込んだよう。鼻から口、のどまで広がるような健やかな香りに、ずっと浸っていたくなります。
残り香を楽しみながら、たっぷり2.5杯分。とても贅沢な時間です。
スイーツは、季節のフラワーフレンチトースト。
やさしい甘さのフレンチトーストに、りんごのザクロシロップ煮、ラズベリーやクランベリーなど、数種類のベリー類が添えられ、生クリームの上に食用のエディブルフラワーのビオラをオン。
季節ごとのフルーツや花を、目と舌で楽しめます。
空間もメニューも、季節の花で彩られた店だから、いつ、何度訪れても新鮮な気持ちに。
外国人観光客の人気も高く、ティーハウスは開店と同時に、35席が次々と埋まっていきます。
狙いめは、平日の17時過ぎ。
ただし、イベント開催日は18時クローズなのでご注意を。ホームページで事前に確認して。
季節の花に囲まれたティーブレイクでほんの少し、時間を楽しむ余裕を思い出させてくれるお店です。
青山フラワーマーケット ティーハウス
南青山本店
所在地 東京都港区南青山5-1-2
電話番号 03-3400-0887
営業時間 11:00～20:00 (日曜・祝日は11:00～19:00)
定休日 なし
無料Wi-Fi あり
http://www.afm-teahouse.com/
花の都、東京でうっとり♡
恋する花カフェ7選
2019.12.12(木)
Text＝Yoko Maenaka (BEAM)
Photographs＝Wataru Sato
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