光石さんにとろとろの
甘茶ソウルでDJしてほしい

光石 僕は当時から外向きな性格じゃなくて、レコードをこっそり買ってうちで聴くって人でしたから、ディスコとかクラブもそれほどは行ってないんですよ。

高橋 僕もわりと人見知りなタイプなんですよ。なので初対面の人と話すのは、逆にクラブとかのほうがラクっちゃラクなんです。だから意外と光石さんも行っちゃえば大丈夫だったかも。

光石 行けばよかったのかな。

高橋 ぜひDJやってほしいです。

光石 いや、ダメでしょ(笑)。もうレコードもあんまり持ってないし、絶対やれない。

高橋 ライヴ後のアフター・パーティーとかでもいいですから。

──光石さんの好きな曲が順番にかかるだけでも盛り上がりますよ。DJが難しいなら「渋井直人の休日2」が実現するとしたら、BGMも光石さんが選曲したらいいのでは?

光石 いやいや、そんなことになったら大変ですよ(笑)

高橋 いいっすね! とろとろの甘茶ソウル系でコンピレーションCDとか作ってほしいです。

光石 僕は詳しくないし、好きで聴いてるだけですから。

高橋 でも、「渋井直人の休日」はソウルのいい曲がめちゃくちゃかかるドラマで、ああいうのは初めて見たかもしれないです。ドラマきっかけで音楽との出会いが絶対できてますよね。

 僕、Twitterでドラマの感想を結構見てたんですけど、「何て曲なのか教えてほしい」みたいなツイートをすごい見たんですよ。そういう興味を持つ人が増えることでわれわれもバンドも続けられるので「ありがとうございます!」って感じなんです。

──1エピソードくらい「光石 研選曲の回」があってもいいんじゃないですか?

光石 監督にお願いしときます(笑)

高橋 それは本当に見たいです。

2019.11.11(月)
構成・文=松永良平
撮影=佐藤 亘