2018年は、横山剣さん率いるクレイジーケンバンド(以下CKB)がデビュー20周年を迎えたアニバーサリーイヤー。3年ぶりのオリジナルアルバム『GOING TO A GO-GO』のリリース、そして横浜アリーナでのライブなど、アグレッシブな活動が続きます。

 CREA WEBでは、デビュー20周年を記念して、スペシャル対談を企画しました。剣さんのお相手としてご登場いただいたのは、熱狂的なクレイジーケンバンドのファンとして知られる俳優の光石研さん。2人のケンさんは今回が初対面。全5回にわたり、濃密すぎる対話の一部始終をお届けします!

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▼talk05

一人っ子同士だから親近感が湧く

光石 僕、一人っ子のせいなのか、オフはうちにばっかりいるんですよ。

横山 僕も一人っ子なんです。腹違いが上と下にいるんですけど、育ちは一人っ子。お菓子とか全部一人で食べてたクチで。

光石 そうそう(笑)。

横山 シェアする癖がない。悪気はないんですよ(笑)。

光石 同じです(笑)。ますます親近感が湧いてきました。

横山 浅田美代子さんの曲にありましたね、「ひとりっ子甘えっ子」(作詞/小谷夏 作曲/筒美京平)。♪ひとりが好きなのひとりっ子 ほんとは嘘なの甘えっ子――

光石 ああ、ありましたね。だから、好きなCDを一人で聴くのが至福の時間というか。

横山 分かります。僕もそうです。

光石 最近はレコードでは持っているけどCDは持ってないアルバムを買い直したり。結構いいのが廉価でどんどん再発されてるんですよね。それをネットではなくレコード屋に行って買うのが好きで。

横山 最高のリスナーですよ、それは。

光石 まぁ、棚からはみ出ないようにしようと心がけてはいますが(笑)。

横山 ここのところ、好きで聴いている音楽はありますか?

光石 最近のバンドではceroは聴いてますね。

横山 cero、いいですね。CKBとも対バンしたことがあるんですよ。高城晶平君、才能あるし、ceroは音楽的にどんどんすごいことになってますね。

2018.09.24(月)
構成=佐野郷子
撮影=鈴木七絵
スタイリング=下山さつき
ヘアメイク=山田久美子