CKBデビュー20周年記念対談横山剣×光石研

スペシャル対談横山剣×光石研ふたりが最近気になるバンドの名は？

佐野郷子

CULTURE

2018.9.24

CKBのレパートリーでは
メロウ系の楽曲が好き(光石)

横山　ちなみに光石さんが好きなCKBの楽曲は？

光石　CKBのファンの皆さんもたぶんそうだと思うんですけど、好きな曲を選ぶのは難しいですねー。僕はスウィート・ソウルのファンなので「タオル」(『SOUL電波』[07年]所収)とかのメロウ系が大好きなんですが。

横山　「タオル」が好きだって言われるのは素直に嬉しいです。

光石　その流れでは「ゆっくり跳ねる音楽」(『GALAXY』[06年]所収)も好きだし。時々一日中ずっと頭の中で鳴っている曲があるじゃないですか。それがついこの間は「本牧仕様のサーファーガール」(『ショック療法』[00年]所収)だったんです。

横山　ありがとうございます。

光石　今回のアルバムでいえば「のっぺらぼう」ですか？　あれは大笑いしました。あと、ハワイ出身力士の小錦、武蔵丸、曙、高見山が出てくる「LOCOMOCO」、メロウな「ZZ」も好きですねー。

横山　9月24日(月・祝)にはデビュー20周年記念スペシャルライブが横浜アリーナで開催されます。今年は雨の心配をしなくてもいい屋根付きです。

光石　横浜アリーナは初めてですよね？

横山　はい。やっぱり、デビュー20周年はでかいところでダイナミズムを感じたいというのがあって。個人的にはお客さんの顔が見える「クロコダイル」とか「クラブクアトロ」のような小さいところも好きなんですけどね。

光石　ライブは緊張するものですか？

横山　いまだに毎回本番前は緊張しますね。MCになると急に恥ずかしくなっちゃったりして。

光石　最近はちょっとライブはご無沙汰しているんですよ。

横山　時間がある時にぜひいらしてください。

光石　今日は横山さんと色々なお話ができて感激です。長年ファンでいて、本当によかったです。

横山　僕もすごく楽しかったです。こちらこそ、長年ご贔屓にしていただいて感謝です。これからも、クレイジーケンバンドを見守っていてください。

横山剣(よこやまけん)

1960年生まれ。横浜市出身。81年にクールスR.C.のヴォーカリストとしてデビュー。その後、ダックテイルズ、ZAZOUなど、さまざまなバンド遍歴を経て、97年にクレイジーケンバンドを発足させる。和田アキ子、TOKIO、グループ魂など、他のアーティストへの楽曲提供も多い。2018年、クレイジーケンバンドはデビュー20周年を迎え、8月には3年ぶりとなるオリジナルアルバム『GOING TO A GO-GO』(写真)をリリースした。9月24日(月・祝)には、横浜アリーナでデビュー20周年記念ライブが行われる。
●クレイジーケンバンド公式サイト http://www.crazykenband.com/

光石研(みついしけん)

1961年生まれ。福岡県出身。高校在学中の78年に映画『博多っ子純情』の主役に抜擢を受け、俳優デビューを果たす。主な出演作に、映画『Helpless』『ヒミズ』『シン・ゴジラ』『アウトレイジ最終章』『モリのいる場所』『羊と鋼の森』、ドラマ「バイプレイヤーズ」「未解決の女警視庁文書捜査官」「ハゲタカ」「フェイクニュース」などがある。盟友・大杉漣が初のプロデュースを手がけ、主演も務めた映画『教誨師』(2018年10月6日公開)にも出演している。
●鈍牛倶楽部(所属事務所)公式サイト
http://dongyu.co.jp/