CREA2026年秋号の「1冊まるごと人生相談」特集が、現在好評発売中! CREA WEBではその一部を抜粋してご紹介します。

 失恋の喪失感や孤独を、又吉直樹さんが読み句として書き下ろし、たなかみさきさんが絵で彩って大きな話題を呼んだ『失恋カルタ』。何度も失恋を味わってきたというおふたりが、恋のお悩みに答えます。


【相談】付き合う意味がわからなくなった

【お悩み】
20年ほどお付き合いした相手と別れて以来、「付き合うとはどういうことか」がわからなくなってしまいました。気になる人ができても、その人と恋人になりたいのか、付き合った先に何を望んでいるのか、自分の気持ちをうまく整理できません。長い恋愛や結婚に近い関係を終えたあと、人はどのように新しい恋愛と向き合えばいいのでしょうか。(53歳・女性・こころ)

又吉 「付き合う」って人によって捉え方が違うし、決まりのないもの。明確な答えがほしいなら、その言葉を共有する人と一緒に定義づけていくしかないですよね。

たなか 私にとって「付き合うってなんなんですか?」は、楽しい疑問なんです。わからないことをわからないまま共有し合えることも素敵なこと。その曖昧さを楽しんでもいいんじゃないでしょうか。

又吉 こころさんは新しい恋愛と向き合いたいという前向きな気持ちがある。気になる人が現れたら、感情と流れに従っていいと思いますよ。大事なのは、その人と本当に一緒にいたいのか、その人とどうしたいのか、なんですから。

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CREA 2026年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。