【相談】いつ捨てられるか不安でたまらない
【お悩み】
付き合うまでは気にならないのに、付き合った途端に返事が遅かったり、既読なのか未読なのか、少しでも冷めた様子はないか逐一気になり、常に不安です。今までに音信不通になったり、LINEで別れを告げられたりしたことがあり、その経験がトラウマのようになっているのだと思います。どうしたら心を穏やかに保ち、自信を持っていられるのでしょうか?(39歳・女性・おたんこなす)
たなか 私も似たようなところがあって、お付き合いしている最中も、常に別れを意識してしまうことがあるんです。
又吉 それが「好き」ってことなんじゃないですか。駅のホームを歩いているとき、落ちてしまったらどうしようと怖さを覚えることがありますよね。これって、生きたいほうにベクトルが向いているから感じること。それと一緒です。
たなか 確かにそうかもしれないですね。ただ、過去の経験については、おたんこなすさんは悪くないですよね。ある程度関係が深まっているのに、LINEで別れを告げたり、急に音信不通になったりするのはひどいことです。友達にされたとしても嫌ですし、自信をなくす必要は全くないです。
又吉 次に出会った人が同じようなことをするかはわからない。それに怯えるのは、自分の寿命に怯えるのと同じくらいどうしようもないこと。考えなくていいです。
たなか 不安の相性もあるので、報連相的な感じで事前に自分がされたくないことや、具体的な連絡の頻度などを共有し、話し合ってみるのもいいかもしれないですね。
又吉直樹(またよし・なおき)
お笑い芸人・作家。1980年大阪府生まれ。2003年に綾部祐ニと「ピース」を結成。2015年に『火花』(文藝春秋)で第153回芥川賞を受賞。同作は累計発行部数350万部以上のベストセラーに。著書に『劇場』(新潮社)、『人間』(KADOKAWA)、『生きとるわ』(文藝春秋)など。
たなかみさき
イラストレーター。1992年埼玉県生まれ。生活や人物を風通しよく描くイラストレーター。著書に、作品集『ずっと一緒にいられない』『あ~ん スケベスケベスケベ!!』(ともにPARCO出版)、コミック『大なり小なり』(文藝春秋)、作品集『日読み』(トゥーヴァージンズ)がある。

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