CREA2026年秋号の「1冊まるごと人生相談」特集が、現在好評発売中! CREA WEBではその一部を抜粋してご紹介します。

 今年6月に1st Studio Album『HOME』をリリースし、翌月からワールドツアーをスタートさせた6人組、BOYNEXTDOOR。ステージで放つ熱量と、観客を巻き込む力。その存在感は、群を抜いている。2023年のデビュー当初から自ら楽曲制作に参加してきた彼らの音楽は、どのようにして生まれるのだろうか。今回は、SUNGHO、RIWOO、LEEHANが登場。特別版の“感情篇”とともに紐解く、二つで一つの物語。


音楽を通して、かっこよさを表現したい

 梅雨の名残の雨が静かに降る、7月のソウル。音楽が鳴り響くスタジオに、3人は揃って現れた。長いカムバック期間を終え、休む間もなくツアーの準備に入ったという多忙な時期にもかかわらず、楽しそうに談笑しながら、撮影のコンセプトも一瞬で理解して、見事に表現する。

 BOYNEXTDOOR―「隣の家の少年たち」というグループ名に込められた「親しみやすく、自然な魅力で人々の心に寄り添っていく」、その言葉のままの姿がそこにあった。

 アーティスト兼プロデューサーのZICOが手がけるレーベル・KOZ ENTERTAINMENTから2023年にデビューした6人組、BOYNEXTDOOR。自分たちの日常と感情を等身大の言葉で歌い、その存在感を広げてきた。

 しかし、これまでの明るく天真爛漫なイメージから一転、自分たちの自伝的な話を率直に描いたフルアルバム『HOME』で新しい扉を開いた。なぜ今、これまで見せてこなかった心の奥底にある率直な感情を音楽に刻んだのだろうか。

――制作が決まった時の心境はいかがでしたか?

SUNGHO(以下、S) フルアルバムは、歌手として必ず一度は残したい作品のプラットフォームだと思うんです。だから、最初に制作のお知らせを聞いた時は、わくわくしながらも、僕たちのいい物語を込めたアルバムをうまく作り出せるのかという心配と緊張もありました。

RIWOO(以下、R) 僕たちもONEDOOR(ファンの総称)も、みんながタイミングを見ていたなかで、今じゃなければ出せないという感覚でした。僕たちの率直な話をするにはある程度の時間が必要で、それが早すぎず遅すぎずの、ぴったりのタイミングでした。

――「1st Full Album」ではなく「1st Studio Album」という表記にこだわりを感じました。

S 僕たちが制作に参加して、自分たちのストーリーを入れ込むグループであることは知られていましたが、全員参加は初めてでした。6人がスタジオという空間で本当に長い間“時間との戦争”をしたんです。その空間がもたらす、メンバーたちの参加度のようなものを表現したかったんです。

――完成したアルバムはどのような意味を持つ作品になりましたか。

LEEHAN(以下、L) 歌手としてとても誇らしい、時間が経っても一番大切に思うアルバムになる気がします。音楽にありのままの自分たちの感情や物語を込められる機会はそう多くはないんです。そんな特別な機会にメンバー全員が作詞・作曲に参加して制作クレジットに名前を載せられたことも、すごくかっこいいことなんじゃないかと思っています。実は、アルバムが完成した後、ZICOさんが「こういう作品を出せたことが誇らしい」と言ってくださったんです。僕たちへの愛情も感じて、嬉しかったですね。

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CREA 2026年秋号
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