CREA2026年秋号の「1冊まるごと人生相談」特集が、現在好評発売中! CREA WEBではその一部を抜粋してご紹介します。
睡眠の悩みを解消したいなら、まずは環境づくりから。快眠セラピスト・三橋美穂さんのお話を基に、スタイリストの大谷優依さんと理想のベッドルームを考えてみました。
快眠のための環境づくりは室温に注目を
「快眠のための寝室づくりは、温度・湿度、光、音、寝具を整えるのが重要なポイント」と語るのは、睡眠のプロ・三橋美穂さん。特に、室温を安定させることが不可欠だそう。
「暑さで寝苦しい季節は室温を25~28度に保ち、長袖・長ズボンを着て、肌掛け布団などをかけ、体の周りの温度を一定に保つと熟睡できます。『冷房は体に悪い』というのは昭和の常識。令和のいまは『冷暖房は一晩中つける』がスタンダードです」
次に重要なのが光のコントロールで、就寝時は寝室を真っ暗にするのが理想。
「豆電球程度の明かりでも睡眠は浅くなり、食欲増進ホルモンが増えて肥満リスクが約2倍に上がってしまうんです」
明け方に差し込む光も眠りを妨げるため、カーテンは遮光2級を推奨。音は図書館レベルの静けさだと寝つきがよく、外の音が気になる場合は、静かな音楽でかき消す方法も有効という。
「寝具を見直すなら、まずは枕から。仰向けで寝たとき、立ち姿勢に近い状態が保てるものを選びましょう」
三橋さんによれば、ぴったり合う枕は想像以上に低く、首がすっと伸びて体の力が抜ける高さが理想とのこと。マットレスの硬さも枕の高さに影響するため、お尻が沈み込みすぎない硬さを選ぶことで、より快適な睡眠環境が整う。
さらに、寝具やパジャマは「素材」にこだわることも眠りを深めるカギ。インテリアスタイリストの大谷優依さんが提案するのは、上質なシルクのパジャマや、日本の産地でつくられたベッドリネン。
「直接肌に触れるものは、“心地よさ”で選ぶのがいちばん。寝室だけでなく心身も整って、上質な眠りへと導かれます」
プロの視点を取り入れた寝室づくりで、毎晩の睡眠が最高のリカバリータイムに変わるはず。
CREA 2026年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
