名物のタルトタタンと自然派ワインのマリアージュを堪能

 2020年10月にご紹介した京都・先斗町「Lilou(リル)」が、今年7月に移転オープン。新しい場所は、阪急電鉄京都線・烏丸駅、京都市営地下鉄烏丸線・四条駅から南西に徒歩約5分。四条通の1本南、綾小路通に面した路面店です。向かいは、京都市中最大級で、築156年の京町家の重要文化財「杉本家住宅」。

 午後3時からオープンするお店のテラス席で、昔ながらの京格子や犬矢来、2階の土塗りのむしこ窓を眺めながら、スイーツと自然派ワインをゆったり味わえるのが、新店舗の魅力のひとつです。

 店内はカウンター6席とテーブル4席。

 「2015年10月10日のオープンで、今年、11周年を迎えました。新しい場所で、これからも大好きなワインとスイーツでお客様をお迎えしたいと思います。新しいお店は、外国からのお客様も多く、英語でていねいに説明しています」と、店主・宮﨑協子(かなこ)さん。

 スイーツは全て協子さんの手作り。

 自慢の定番スイーツは「タルトタタン」。紅玉など酸味のある品種のリンゴを薄く切って何層にも重ねて焼き、さらにパートプリゼを乗せて焼き上げたもの。イートインでは、バニラビーンズたっぷりの自家製バニラアイスクリームと一緒に供されます。茶色い地味な見た目ですが、食べるとリンゴの甘酸っぱさが広がる、さわやかでリッチな味わい。「合わせるのは、アルザスのガメイの赤ワインを」と協子さん。

 「ガトーショコラ」もイートインではバニラアイスクリーム添えで。芳醇なチョコの香りと深いコクに赤ワインと合わせるのが、ここでのおすすめ。コーヒーや紅茶を合わせるのとは違った味わいが楽しめます。

 協子さんが作るのはフランスの伝統菓子。「タルトタタンは、銀座の資生堂が経営するロオジエで研修した時にジャック・ボリー氏から教わったレシピです」。1月には、「ガレット・デ・ロワ」で、お店はフランスの新年のお祝いムードになるそう。

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