日欧商事より、ボルゴーニョ社の「ノーネーム 2022」を2名様にプレゼントします。プレゼントの詳細とともに、日欧商事の社員が過ごした、ピエモンテ州ランゲの夏をお届けします。


虹の向こうに、恋したイタリアがあった

 イタリアには、何度訪れても、また恋に落ちてしまう瞬間があります。

 今年の夏、私が訪れたのは、イタリア北西部、ピエモンテ州のランゲ。なだらかな丘陵にブドウ畑が連なり、小さな村や古城が点在するユネスコ世界遺産にも登録されている美しい土地です。バローロやバルバレスコといった世界に名を知られるワインが生まれるこの地には、ワインの歴史と、そこに暮らす人々の営みが深く根付いています。

 今回の旅で、忘れられない二つの出会いがありました。一つは、ボルゴーニョのテラスで見た虹。もう一つは、バルバレスコの造り手ベーラで囲んだ、家族の温かな食卓です。

 ボルゴーニョは、バローロの歴史を語るうえで欠かせないワイナリー。伝統を重んじながら、この土地ならではのネッビオーロの魅力を伝え続けています。

 ワイナリーがあるのは、バローロ村の中心。今もこの村で醸造から瓶詰めまでを行っています。屋上には、周囲のブドウ畑や丘陵をぐるりと見渡せるテラスがあり、そこに上がったとき、突然のスコールに見舞われました。

 イタリアの夏らしい激しい雨。ところが、雨が上がった空に現れたのは、なんとダブルレインボーでした。

 二重に架かる虹を前に、思わず息をのみました。ブドウ畑の向こうに浮かぶ二つの虹。自然がくれた思いがけない贈り物に、ただただ心を奪われていました。

夕陽に染まるバローロ。
ダブルレインボー。

 ワインの魅力を伝えるとき、私たちはつい、ブドウ品種や土壌、醸造方法、熟成といった言葉を並べてしまいます。もちろん、それらを知ることは大切です。でも、その土地に立ち、風を感じ、目の前の風景に心を動かされることもまた、ワインを知るということなのだと思います。

家族総出のおもてなし

 そして、もう一つの忘れられない出会いが、ベーラで待っていました。

 家族総出で迎えてくれた彼らのおもてなしは、飾らないのに、心の奥まで温かくなるものでした。

 食卓に並んだのは、マンマが作ってくれた手料理。大切な人を迎え、一緒に食べ、飲み、語り合う。そんなイタリアの暮らしの豊かさが、ごく自然にそこにありました。

 「ああ、これこそ、私が恋に落ちたイタリアだ」。心からそう思いました。

 その夏のピエモンテは、とにかく暑く、少し夏バテ気味だった私は、毎食、軽めの料理を選んでいました。なかでも繰り返し食べていたのが、インサラータ・ルッサ。ジャガイモやニンジンなどをマヨネーズで和えた、イタリアで親しまれているサラダです。

トラットリアのピエモンテの前菜。

 けれど、マンマが作ってくれたインサラータ・ルッサは、格別でした。

マンマのインサラータ・ルッサ。

 同じ料理なのに、どうしてこんなにおいしいのでしょう。

 決して華やかな料理ではありません。それなのに、忘れられない味になりました。きっと、料理そのもののおいしさだけではないのでしょう。家族のために日々作られてきた味と、遠くから訪れた私を家族のように迎えてくれる気持ち。その両方が、一皿に詰まっていたのだと思います。

サーブしてくれるマンマ。
アニョロッティ・デル・プリン ラグーソース。
手作りジェラート。
パパ自ら摘みとってくれたフルーツで作ったマチェドニア。

 ワインも、きっと同じ。

 一本のワインを理解するということは、味わいを分析するだけではありません。なぜこの土地でブドウを育て、このワインを造り続けているのか。その背景にある歴史や文化、人々の思いに触れることでもあります。

 ボルゴーニョのテラスに架かったダブルレインボーも、ベーラのマンマが作ってくれたお料理も、ワインの評価や数字には表れないものです。でも、私にとっては、どんな資料にも載っていない、かけがえのないピエモンテの記憶になりました。

 ワインは、土地を映す。そして、人をつなぐ。

 今年の夏、私はランゲの丘で、改めてそのことを教えてもらった気がします。

ベーラのテーブル。

 旅の記憶は、いつも不思議です。美しい風景を思い出すと、そのときの空気や匂いまでよみがえります。おいしかった料理を思い出すと、そこにいた人の笑顔まで浮かんできます。

 今も、あの虹とマンマの笑顔が恋しくなります。

 そんな夏の記憶のお裾分けとして、今回はボルゴーニョの「ノー・ネーム」を皆さんに贈りたいと思います。

ボルゴーニョの「ノー・ネーム」。

 名前のないワインとともに、誰かと食卓を囲み、心に残る時間を過ごしていただけたら、うれしいです。

●日欧商事株式会社

https://www.jetlc.co.jp/

●高品質なイタリア食材とワインのオンラインショップ “ITALIAKARA”

https://italiakara.store/

概要

応募期間 2026年10月30日(金)~2026年11月29日(日)23:59
賞品 ノー・ネーム 2022年
当選人数 2名様
応募方法 下のボタンより応募フォームにお進みいただき、必要事項をご記入の上、ご応募ください。
応募に際し、CREA WEBメンバーの登録が必要です。
CREA WEBメンバーとは?

CREA WEBメンバーへの登録がお済みでない方は、上のボタンよりご登録ください。

注意事項

  • ・賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます。
  • ・ご応募はおひとり様1回限りとさせていただきます。
  • ・応募期間終了後、厳正なる抽選の上、当選者を決定いたします。
  • ・賞品の詳細や当選者に関するお問い合わせは受け付けておりません。
  • ・賞品の転売、譲渡、換金はできません。
  • ・応募に際し、文藝春秋プライバシーポリシーにご同意ください。