日本の美の奥深さに開眼したい!

御即位記念特別展
『正倉院の世界
─ 皇室がまもり伝えた美─ 』

紺夾纈絁几褥 奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示2019年11月6日(水)~11月24日(日)】

 正倉院といえば知られる通り、飛鳥・奈良時代のお宝を一千年以上も守り続けてきた建物。

 その中に収まってきた日本美を体現する宝物群を、天皇陛下即位記念として大々的に披露しようというのが、『正倉院の世界』展。

 仏画、鏡、琵琶、伎楽面など、教科書などで見知っていて知識としてはぼんやりと持っているものが、実物として目の前に現れたときのインパクトは強烈です。

御即位記念特別展
『正倉院の世界
─ 皇室がまもり伝えた美─ 』

会場 東京国立博物館(東京・上野)
会期 2019年10月14日(月)~11月24日(日)
※会期中展示替あり
料金 一般1,700円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://artexhibition.jp/shosoin-tokyo2019

特別展『仏像 中国・日本』

重要文化財 木造 観音菩薩立像(部分) 隋時代 大阪・堺市博物館

 『仏像 中国・日本』は、仏像にスポットを当てた展覧会。

 日本の仏教表現は、常に中国大陸からの影響を受けながら変化・発展してきました。ならば源流の動きを改めて知ろうと、南北朝時代から明・清の時代まで約一千年の中国仏像の変遷をたどります。と、それらが日本の表現にどんな影響をもたらしたかも深く納得できます。

 美は時代や地域を超えて伝わるものと実感できるはず。

特別展『仏像 中国・日本』

会場 大阪市立美術館(大阪・天王寺)
会期 2019年10月12日(土)~12月8日(日)
料金 一般1,400円(税込)ほか
電話番号 06-4301-7285(なにわコール)
https://www.osaka-art-museum.jp/

山内宏泰(やまうち ひろやす)

ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「文学ワイン会 本の音夜話」などの催しも主宰。近刊に『写真を読む夜』(誠文堂新光社)、電子書籍『写すひと』(コルク)。
https://twitter.com/reading_photo/

Column

山内宏泰のこの1枚に会いたい!

美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。

 

2019.10.17(木)
文=山内宏泰

CREA 2019年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

今、気になるいい男。

CREA 2019年11月号

仲の良さにこころときめく
今、気になるいい男。

定価820円

楽しそうにしている“彼ら”を見て、なぜだか幸せな気持ちになったことありませんか? ときに心掴まれ、ときに憧れを抱かずにはいられない。そんな関係性を誰かと築いている「いい男」たちが集ったこの1冊。さあページをめくって、横からそっと覗いてみては。表紙を飾る東方神起のスペシャルインタビューも必見です!