台湾風お雑煮が食べられる食堂
米粉で作ったつるつる白玉が絶品

◆燕山湯圓

文昌宮を正面に右側の小道を入ればすぐ店が見えます。
文昌宮を正面に右側の小道を入ればすぐ店が見えます。

 最後にご紹介させていただくお店は、スープの中に豚肉餡入り白玉が入った「鹹湯圓、50元」が評判の「燕山湯圓」。場所は雙連朝市にある「文昌宮」のすぐ近く。

屋台で作られていく料理。
屋台で作られていく料理。

 屋台前の席で食べることもできますが、店内はクーラーも付いているため、落ち着いてゆっくり食べたいときはこちらがオススメです。

 「鹹湯圓、50元」は、小さめのお碗の中にたっぷりの青菜と、セロリ、エシャロットなどが入ったスープに、小籠包のような具が入った一口サイズの白玉が6個入っています。

一口サイズの肉入り白玉が6個入ったスープ「鹹湯圓・50元」。
一口サイズの肉入り白玉が6個入ったスープ「鹹湯圓・50元」。

 見た目とは異なり、味は比較的しっかり。白玉をそのまま口に運ぶと中の具が飛び出し、火傷をする場合もあるので気をつけてください。

 中の豚肉餡も非常にジューシー。割りながら食べれば、スープの味も変化します。餅なのですでに結構なボリュームですが、朝からさらにがっつり食べたいときは、米粉で作った板條(きしめんの様な平べったい麺)を入れるのもおすすめです。

 食事の後には朝市も散策できるので、観光ついでに訪れてはいかがでしょうか。

市場で買い物を終えたお客さんが多め。
市場で買い物を終えたお客さんが多め。

燕山湯圓

所在地 台北市中山區民生西路45巷9弄12號
電話番号 02-2521-6479
営業時間 7:00~19:00(月~金曜)、07:00~15:00(土・祝) 
定休日 日曜
アクセス MRT雙連駅2番出口から徒歩約5分

 台湾人の元気の源はやはり朝食! 今回は数多くある朝食店の中でも比較的、観光地に近いエリアで食べ歩きできそうな店をピックアップしてみました。

 いつもより早く起きた朝は、体に染み渡る優しい朝食をしっかり食べて見所溢れる台北を散策してください。

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

台湾ぶらぶら食べ歩き

現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
高級レストランからB級グルメまで情報満載です。

2019.10.12(土)
文・撮影=矢作晃之