vol.25
JOAQUIN BERAO
(ホアキン・ベラオ)
「ホアキン・ベラオ」の
シルバージュエリー
強い日射しが眩しい季節になると、決まって恋しくなるのがシルバーのジュエリー。普段はゴールド派の私ですが、久しぶりに「このシルバーならつけてみたい」と思ったのが、ホアキン・ベラオです。
ホアキン・ベラオは、スペイン・マドリード発のジュエラー。昨年再上陸し、また日本でも買えるようになりました。ホアキン・ベラオの魅力は、「色気」があるところ。角ばったところのない、まろやかな曲線が浮かぶフォルムは、アートのようでありがなら、どこかエロティック。
しかし、イタリアンジュエリーのように「女」であることを殊更に主張するのではなく、スペイン女性を彷彿させるような、おおらかさと大胆さを秘めているように思います。また、熟練の職人が仕上げる磨きも見事。
艶やかに輝くシルバーは、大人が身につけるのにふさわしいクラス感があり、太陽の光を反射して、美しく肌を照らしてくれる効果が。
つけ心地が優しく、身体にしっくりと馴染むところにも、アトリエの底力を感じます。
大ぶりで、圧倒的な存在感があるので、装いはシンプルに。夏の装いにはもちろん、秋冬になったらカシミアのセーターにさらりとつけても素敵です。ホアキン・ベラオのシルバーが醸し出す、色気を味方につけ、お洒落を楽しんでほしいと思います。
ご自身も、ホアキン・ベラオのリングを愛用しているという伊藤さん。伊藤さんが持っているのは、ダイヤモンドのついたタイプだが、今はシルバーが気分。
「石が放つラグジュアリーな光ではなく、シルバーのモダンな光のほうが、この夏のスタイルには映えると思います。“ラテン×アート”ともいうべき造形美を誇る、まさに大人のためのシルバーです」
伊藤美佐季(いとう みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。女性誌のほか、女優からも支持が厚く、講演などでも活躍。ジュエリーの楽しみ方に関する初の著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』(ダイヤモンド社)発売中。
Column
伊藤美佐季のSource of yourself
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
2019.07.15(月)
Styling=Misaki Ito
Photographs=Masami Naruo(SEPT)
make-up=Nobuko Maekawa(Perle Management)
hair=kazuhiro naka(KiKi inc.)
text=Miwako Yuzawa