自分のためのお弁当だから、人目を気にせず、気の向くままに。好きなものだけを詰め込んだっていいし、おかず2品だってもちろんOK!

 つむぎやのマツーラユタカさんが、マイ弁当のための楽ちんレシピを考案してくれました。

春待ちの鰆にさっぱりした
味噌ヨーグルトソースを絡めて

 お弁当生活の楽しいところは、季節の変化を感じることができること。旬のお料理をいただくのはランチタイムの何よりの贅沢。今日は魚へんに春と書いて「さわら」、旬の鰆を使ったお弁当をご紹介。

 冬から春にかけて脂がのってくる鰆は、ヨーグルトと白味噌、発酵食品同士を組み合わせたソースで。爽やかなヨーグルトに味噌の旨みを加えたソースは、なんにでも合う万能ソースですが、あっさりとした白身の鰆とは特に相性よし。

 今回はそのソースに名残りの柚子皮を合わせて季節感を取り入れて。春を感じたいなら、刻んだきんかんなどをあわせてもいいかもしれません。さらに付け合わせの白菜を使ったコールスローも、同じく柚子皮を合わせちゃいます。

 こういったちょっとしたアレンジで“季節”を演出できるようになると、お弁当生活もより上級編に。冬から春への移り変わりの時期が愛おしく感じられるものです。ぜひお試しあれ。

2019.03.13(水)
文=マツーラユタカ(つむぎや)
撮影=平松市聖