究極のラグジュアリーサファリの
醍醐味とは?
![キャンプはアドベンチャー、クラシック、プレミアの3カテゴリー。ブンブラ・プレインズはプレミアカテゴリーで各戸にプールが付き、ミニバーもある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/7/-/img_e7ad7e7b612e30f798a9075266005b50209004.jpg)
2つめのキャンプ「ブンブラ・プレインズ」ではさらなる驚きが待機していた。まずコテージがラグジュアリーでのけぞる。三方に大きく採られた窓からは、光とサバンナの風景が堪能できる素晴らしさだ。
![クドゥ(アンテロープの仲間)の群れがキャンプ内にたむろ。おとなしい草食動物とはいえ雄の体長は2メートルをゆうに超すので、群れとなるとけっこうな威圧感がある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/-/img_bd9a9ec890eb070ecc9a71c211f74dc4287867.jpg)
で、ラグジュアリーではあるもののエコシステム完備で、地域還元、野生生物保護の「ウィルダネス・サファリ」の理念は徹底されている。
「広大な空間、手つかずの生態系、野生生物の永遠の営みという得がたい体験ができる特権こそ、本物のラグジュアリー」というこの会社の考え、とてもカッコヨイと思う。
![最初に遭遇したのは、カラハリでは遭えなかったヒョウ! 木陰で休むも眼光の鋭さはやはりプレデター。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/7/-/img_f7563e75a6d793dcac873bf994f78459233488.jpg)
メインイベントのサファリはというと。ここ「オカバンゴ・デルタ」はアフリカ屈指のサファリが楽しめる、世界最大のオアシス。動物の種類も多種多様なら、その数も驚くほど多い。
![サファリでは象・ライオン・ヒョウ・サイ・バッファローをビッグ5と呼ぶ。狩猟時代、危険な5種類の動物とされたが、いまは人気の大型野生動物5種を指す。黒い巨体のバッファローもさすがの迫力。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/-/img_f47ddde62680ac5bcee68b8772839c90331713.jpg)
カラハリでは遭遇していないキリン、象、シマウマ、カバ……水辺という景色の違いもあり、これまた息つく暇もないアメージングな世界が展開される。
![お尻に白い輪のウォーターバックは、乾季になると水中に入って水生植物を食べることもある。なんか愛嬌があって、癒してくれるウォーターバックたち。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/-/img_bda2129aa0c47da219a74f7999f38163323772.jpg)
夕刻、遠くにライオンの咆哮が聞こえた。素人にも違いがわかる太くて低いどこか乾いた鳴き声。ライオン兄弟が連絡しあっている。ちなみにその咆哮は約8キロ四方に及ぶとか。
![プレミア・キャンプのブンブラはビュッフェでなく、各料理がサーブされる。写真はリゾット。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/c/-/img_acff7c1f9fa7d948acde2dc85b6d356a190799.jpg)
![こちらはピザ。万国共通でイタリアンはサファリ人気だ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/f/-/img_2fff0790470e954895dbc63513e9df38204556.jpg)
サファリ以外にも楽しみがあって、ここ「ブンブラ・プレインズ」に限らずほかのキャンプもだが、食事がとてもおいしい。
インターナショナルなメニューで、パスタもあれば生春巻きもあるという感じ。驚きのサファリにくわえての美味と洗練されたコテージに満たされると、Wi-Fiどころか電話すらつながらないという不便を忘れて、完全な“非日常”を満喫できる。
2019.03.17(日)
文・撮影=大沢さつき