間近で見るライオンの迫力は圧倒的。ライオンはサファリで見たい動物の人気No.1だ。 ただひたすらフラットな大地が続く南部アフリカ。空気が澄んでいるのは確かだ。 2頭のチーターはキャンプで「シャイボーイズ」と呼ばれ、その名の通りシャイなので、なかなか人前に現れないのだが、遭遇できて超ラッキー! 狩りをすべく草むらに隠れたチーターたち。すっぽり草むらに身を潜め、獲物を待つ。 広大なサバンナにダチョウが1羽。時速70キロの俊足に追いつけるのは、時速100~120キロのスプリンター、チーターくらいだが……。 みごとな角をもつオリックスの群れ。砂漠に適応し、水分保持能力に優れているので、フンがとても乾燥しているそうな。 コーリー・バスタードは飛ぶ鳥の中でいちばん重たいといわれるほど大きい。準絶滅危惧種の希少な鳥だが、キャンプの周りではたくさん見かけた。ボツワナの国鳥でもある。 のどかに草を食むスプリングボック(アンテロープの仲間)の群れ。奥の建物が今晩からのテント。ルーフバルコニーにベッドがあり、星空の下で眠れる仕様だ。各戸の電気はソーラーパワーですべてまかなわれる。 カラハリのサバンナに落ちる夕陽。毎日こんなドラマチックな夕陽を見ていたら、ちっぽけな悩みはなくなりそう。 メインロッジの前の水飲み場にやって来た2頭の雌ライオン。私たちとの距離、5メートルくらい……。 雄ライオンは2歳を過ぎたころから群れを追い出される宿命。でも、それまでに子ライオンの80パーセントは死んでしまう。ライオンが生き残るのも大変なのだ。 3,000~2,000年前からアフリカに住んでいるとされる先住民族は、アフリカ最古の住民と考えられている。舌打ちするようなクリック音を使う言葉が特徴。 ライオンといえど、猫や犬がするようにアゴを何かに乗せるのが好き? この動作、リラックスしてるとも、親密な関係を表わすともいわれてるけど、何を考えてるのか? めったに見られないハニー・バジャー。見た目ぬいぐるみチックだが気性が荒く、ライオンにも向かっていくギネス認定「世界一怖いもの知らずの動物」。 ポールは自前のクロスを用意していて、ジープにテーブルセッティング。南アフリカ産のワインがおいしかった。 茫漠としたサバンナで何頭も見かけたジャッカル。夜行性でライオンなどの食べ残しをあさるが、ウサギなどを捕食することも。見た目可愛いんだけれども。 キャンプはアドベンチャー、クラシック、プレミアの3カテゴリー。ブンブラ・プレインズはプレミアカテゴリーで各戸にプールが付き、ミニバーもある。 クドゥ(アンテロープの仲間)の群れがキャンプ内にたむろ。おとなしい草食動物とはいえ雄の体長は2メートルをゆうに超すので、群れとなるとけっこうな威圧感がある。 最初に遭遇したのは、カラハリでは遭えなかったヒョウ! 木陰で休むも眼光の鋭さはやはりプレデター。 サファリでは象・ライオン・ヒョウ・サイ・バッファローをビッグ5と呼ぶ。狩猟時代、危険な5種類の動物とされたが、いまは人気の大型野生動物5種を指す。黒い巨体のバッファローもさすがの迫力。 お尻に白い輪のウォーターバックは、乾季になると水中に入って水生植物を食べることもある。なんか愛嬌があって、癒してくれるウォーターバックたち。 プレミア・キャンプのブンブラはビュッフェでなく、各料理がサーブされる。写真はリゾット。 こちらはピザ。万国共通でイタリアンは人気だ。 早朝の嵐の後のサファリはモーターボートのごとき運転。メイドインジャパンのトヨタ・ランドクルーザーの実力はスゴかった。ガイドの訓練には、悪路のドライビングなど様々なコースがあるという。 澄ましているが、横取りした獲物を食べ終えた後。満腹なので、ドライバーの肩越しに写真が撮れるほど近づくことができた。 初日はオカバンゴ・デルタについて。今日はアリ塚についてのレクチャー。 獲物を倒してドヤ顏の雄ライオン。渾身のスピードで獲物に襲いかかったので、彼もしばらくは身動きできず。 サバンナ・バー。右から2番めに並んでいる「アマルラ」はアフリカの樹木の実から作るお酒。「ベイリーズ」に似た味で、とても飲みやすい。 キャンプ全体を包み込んだみごとな朝焼け。 時速60キロ近くでかなりの距離を長い時間、獲物を追いかけることができるワイルド・ドッグ。彼らは社会性が高く、群れの仲間がケガをしても見捨てず、助け合いながら行動する。 ボート・サファリもできるキャンプは、象やカバたちの場所でもある。 ベッド前は壁一面が窓で水辺の景色と一体化。デッキもついている。 開放感のあるシャワーブース。たっぷり熱いお湯が使えるのがありがたい。シャンプーやコンディショナーは環境に配慮したものが用意されているので、ウィルダネス・サファリのものを使うのがお約束だ。 小洒落たソファも用意されていて、サファリ以外の時間をテントで快適に過ごせる。 夜は夜で、象とカバのパーティーが開かれ……なかなかの賑やかっぷりで、みんな睡眠不足気味に。 デュマ・タウの夕陽はゆっくり沈むような気がする。時間が経つのも忘れて眺めていられる。濃密な時間は内省を求める時間でもあって、アフリカでの時間を思い返す。 象のファミリーには、年長の子と生まれたばかりの子がいることも多い。子どもと一緒のときの母象は警戒心が強いので、近寄ると恐ろしいことに。 水辺ではカバの親子もたくさん。カバのあくびは威嚇行動といわれるので、親の真似して子どもも目一杯口を開けていた。 乾燥に弱いカバは昼に陸上にいることは滅多にない。そんなレアな状況、しかも小さな子カバもいるとは! バブーン(ヒヒの一種)の親子も微笑ましい。子どもは背中に乗ったり、抱っこをしてもらったりと甘え放題。 シマウマの親子は立ちぽーずもお揃い。 ワイルド・ビースト(ヌー)の親子。立ちポーズ、ウォーキングポーズどちらもお揃い。 キリンの子どももほかの動物に比べれは首は長いが、頭が大きくて愛らしい。写真左のキリンは年長さんクラス。親は奥の高い樹木の葉を食べているようで、当然、子どもたちは身の丈にあった樹を探す。