未来を先取りするコンビニ
「アマゾン・ゴー」を体験

 「スフィア」の内部にあるが、一般客が外から直接入ることのできる飲食店もある。レストラン「ウィルモッツ・ゴースト」とバー「ディープ・ダイブ」がそう。

 ともに「スフィア」内のドーナツショップをはじめ、多数の飲食店を経営する有名シェフ、レニー・エリクソンがオーナーだ。

 「ウィルモッツ・ゴースト」は2018年11月にオープンしたばかりで、新鮮なシーフードやローカルの食材がアメリカ北西部らしいニュアンスを醸し出すイタリア料理を供する。

Willmott’s Ghost
(ウィルモッツ・ゴースト)

所在地 2100 6th Ave, Seattle, WA 98119
電話 206-900-9650
https://www.willmottsghost.com/

 最先端のワークスペースを後にして、訪れてみたかった超ハイテクなコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー」へ。

 スマホにダウンロードしたアマゾンアプリのQRコードで入場。ランチ用の1人前フードや家で調理すればよい食料とレシピが入っているボックスなど、フードはとても充実していて、イートインのコーナーも。

 持参の袋や中で売っているオレンジの簡易ショッピングバッグに、購入する品物をどんどん入れる。

 そのまま店を出るだけなので、レジ待ち時間なし。すぐにスマホに購入商品の一覧と請求金額のお知らせが届く。

 一度手に取ってから棚に戻した場合もちゃんとチェックされていて、購入したものだけがちゃんと請求される(間違いがあった時は、スマホから修正することが可能)。

 私は友人にQRコードをかざしてもらって入場したが、それも認識されていて、2人の買い物の請求が友人のスマホに送られてくる。店内に設置されたセンサー、カメラなどによるテクノロジーらしいが、本当に不思議。

 ここは、「アマゾン・ゴー」のシステムが開発されてから、社員による1年の試用期間を経てオープン。今は、アプリをダウンロードしたスマホさえあれば誰でも買い物ができる。

 マグなどお土産によさそうなオリジナル商品もある。

Amazon Go
(アマゾン・ゴー)

所在地 2131 7th Ave, Seattle, WA 98121
https://www.amazon.com/b?ie=UTF8&node=16008589011

2019.01.24(木)
文・撮影=小野アムスデン道子