時空を超えて伝わる名作に触れる
『フェルメール展』会場のすぐ近くで同時期、ルーベンスまで観られるとは。上野公園一帯はまこと世界有数のアートゾーンと言っていい。ルーベンスはフェルメールと同じく17世紀の画家だが、当時の世評は圧倒的に上。その頃に主流だった美術様式バロックを代表する存在であり、「王の画家にして画家の王」とまで呼ばれたのだ。彼が憧れたイタリア美術の名品と併せて、ルーベンスの作品群を堪能しよう。
『ルーベンス展―バロックの誕生』
会場 国立西洋美術館(東京・上野)
会期 開催中~2019年1月20日(日)
料金 一般 1,600円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.tbs.co.jp/rubens2018/
2018.10.16(火)
文=山内宏泰