「仮面ライダー電王」でブレイクした、D-BOYS出身の俳優・中村優一。その後、さまざまな決断を迫られた、そのキャリアを振り返る第1回。
芸能界への憧れから
オーディションに合格
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――中学生の頃は陸上部に所属されていた中村さんの幼い頃の夢は?
母親が美容師をやっていることもあって、小学生の頃から髪の毛をいじったり、染めていたりもしたんです。その影響もあってか、その頃は美容師になりたかったですね。その一方で、足が速くなり始めて、リレーの選手などにも選ばれるようにもなりました。中学になって、最初はバスケ部に入ったんですが、入ってからボールを扱うのが苦手だということに気づきまして(笑)。それで陸上部に入りました。部のなかでは、そこまで速くはなかったんですが、副部長、それから部長をやっていました。
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――その後、04年に「第1回D-BOYSオーディション」に応募し、グランプリを受賞されますが、芸能界への憧れはいつ頃からあったんでしょうか?
中学生の頃から、どこか憧れはありましたね。演技について考えることは一切なかったんですが、母親の影響でよくドラマを見ていたんです。その思いは高校に入ってからも強くなり、オーディション雑誌の「De☆View」に載っていたD-BOYSのオーディションに応募することを決めたんです。合格して、すぐにドラマ「ごくせん」の出演が決まったときは嬉しかったですね。
2018.10.19(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘