影響や希望を与えられるような
俳優になりたい

――どのような俳優を目指していきたいか、目標とする人など、今後の展望について教えてください。

 ありきたりなことかもしれませんが、観てくださった方に何かしらの影響や希望を与えられるような俳優になりたいと思っています。俳優としてはもちろんですが、一人の人間としても、高倉健さんに憧れています。

金井浩人(かない ひろと)

1992年5月12日生まれ。新潟県出身。2012年『この空の花 長岡花火物語』にて、俳優デビュー。その後もショートフィルムなどの出演作が多数続き、演技力に注目が集まる。主演に抜擢された本作『きらきら眼鏡』は、本格的な映画デビューとなる。

『きらきら眼鏡』

恋人の死を乗り越えられない明海(金井浩人)は、一冊の古本をきっかけに、前向きなあかね(池脇千鶴)と出会う。見たものを輝かせる“きらきら眼鏡”を掛けていると語る彼女だが、余命宣告を受けた恋人・裕二(安藤政信)と向き合う辛い現実を抱えていた。
http://kirakiramegane.com/
2018年9月7日(金)より、千葉・TOHOシネマズ ららぽーと船橋で先行公開。
2018年9月15日(土)より、東京・有楽町スバル座ほかにて、全国順次公開。
(C)森沢明夫/双葉社 (C)2018「きらきら眼鏡」製作委員会

くれい響 (くれい ひびき)

1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2018.09.07(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘