技ありゲレンデ食と
インスタ映えスイーツ

左:ゲレンデ食はバリエーション豊か。素敵な笑顔でお待ちどうさま!
右:サクッサクッのカツをのせ、目の前で仕上げたカツ丼を出してくれる。

 スノーアクティビティは、体力も使うのでお腹もぺこぺこに。みんなでワイワイ言いながらゲレンデ食を楽しむのもまた醍醐味だ。「アルツ磐梯」では、ほかほかのカレー4種類、丼もの4種類、ラーメン3種類が楽しめる。

 今シーズンの目玉は、分厚いロース肉の上にこんもりと白髪ネギと貝割れののった塩カツ丼。カツには旨みのある塩ダレがかかっているので、まずはこのままで。そして、ちょっと食べたら、今度はだしをかけて。ご飯の上には刻みノリとキャベツ、そしてカツの上にワサビも添えられていて、これはウナギのひつまぶしならぬ、カツまぶし?!

 だしがけカツ丼は、風味が変わって、さっぱり食べられる。ボリュームたっぷりだからこの1杯で2通りのおいしさがうれしい。

豪華ないちごボム(手前)は、ホイップクリームとカスタードクリームのミックスにイチゴやベリーがのる。奥のバナナボムは、バナナ1本を丸ごと使っている。

 ゆっくりティータイムは、リゾートセンターにある「Yama cafe」へ。19種類もあるクレープが自慢のカフェだ。くるっと巻いたクレープにクリームをたっぷりのせて、お好みでいちごやバナナなどのフルーツや、アイスクリーム、チョコレートソースなどトッピングして。見た目もとても可愛くてインスタ映えも抜群のクレープ。優しい甘さで、スポーツの後にほっぺたが落ちそうな感じ。

「朱嶺の湯」の入り口。
大きな木の湯船が自然な感じで心地よい。檜で作った香りのよい温泉玉が浮かぶ。

 そして、スキーの後の温泉もまた格別。「磐梯山温泉ホテル」には、温泉大浴場「朱嶺の湯」や温水プールまである。大浴場内にはミストサウナもあって、冷えた身体も芯から温まる。

 会津のおいしい日本酒をたらふく飲んで、地元の居酒屋で郷土料理を食べ、思い切りしゃべって、さらには冬スポーツに温泉と、“冬のあいづ日本酒ガールズステイ”は、まさに女子友旅行のお楽しみが満載のプランだった。

星野リゾート 磐梯山温泉ホテル
所在地 福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
電話番号 0570-073-022
http://www.bandaisan.co.jp/

小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel

Column

日本を遊ぼう! 星野リゾートで地方の魅力再発見

日本のさまざまな地方の隠れた魅力を掘り起こし、プロデュースすることで日本の観光に一石を投じてきた星野リゾート。全国に展開されているその各施設を訪れ、その地ならではの遊び方、旅の仕方を再発見していきます。グルメ、自然、伝統工芸……、思いっきり日本を遊ぼう!

2018.02.25(日)
文=小野アムスデン道子
撮影=鈴木七絵