日本美術の「顔」、草間彌生の
美術館開館記念展
2017年前半に国立新美術館で開かれた大規模個展が大成功を収めた草間彌生は、すっかり日本美術の「顔」ともいうべき存在。そんな草間にめでたいニュースが。このたび東京に、個人美術館が設立されたのだ。
作品が常時まとめて観られるようになれば、半世紀を超える画業の軌跡もよくわかろうというもの。開館記念展では、新作立体作品などもお披露目。未だ進化し続ける草間の芸術活動を目に焼き付けよう。
草間彌生美術館開館記念展
『創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき』
会場 草間彌生美術館(東京・早稲田)
会期 2017年10月1日(日)~2018年2月25日(日) ※冬期休業あり
料金 一般1,000円(税込)ほか
電話番号 03-5273-1778
http://www.yayoikusamamuseum.jp/
※入場は日時指定(1日4回・各回定員50人・入れ替え制)のチケット事前購入制。詳細はホームページにて
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい!
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2017.10.28(土)
文=山内宏泰