大物アーティストの
「魂の軌跡」を観る!

フィンセント・ファン・ゴッホ 《花魁(溪斎英泉による)》1887年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 (C)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)

 昔も今も日本人はゴッホが好きだけど、それ以上にゴッホ自身は生前、日本が大好きでたまらなかった。浮世絵や文献を集め、日本美術を模写し、憧れを募らせた。

 日本の影響が色濃く出たゴッホ作品に加え、そのソースとなった浮世絵なども集めて展示しようというのが今展。ゴッホに影響を受けた日本人アーティストの作品が観られるセクションもあって、ゴッホと日本の深い関係が多角的に浮かび上がってくる。

『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』
会場 東京都美術館(東京・上野)
会期 2017年10月28日(土)~2018年1月8日(月・祝)
料金 一般1,600円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://gogh-japan.jp/
※2018年1月20日(土)~3月4日(日)、京都国立近代美術館へ巡回

2017.10.28(土)
文=山内宏泰

CREA 2017年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

やっぱり行きたいね、京都。

CREA 2017年11月号

やっぱり行きたいね、京都。

定価780円

鴨川べりの散歩道、かくれ家カフェに、しみじみおいしいごはん処――。忙しい日々の中でふと戻りたくなる町、京都。混んでいると聞いて最近少し足が遠のいていた人も、町が赤や黄色に色づく季節だから、久しぶりの京都旅にでかけませんか? 紅葉の隠れ名所に、外れなしのごはんリストなど、盛りだくさんの1冊になりました。