世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。
第165回は、小野アムスデン道子さんが北欧の大自然とカルチャーを体験します!
アイスランド行き
スケジュールの立て方
広大な水色の温泉「ブルーラグーン」、その湯はミネラルがいっぱいで、浸かれば肌もきれいになるという……。そして、火山が造り上げた荒々しい大地、壮大な氷河。
ずっと憧れだった国アイスランド。遠い存在のままだったのが、連れ合いがノルウェーで結婚式に出た後に行くというので、急遽私は日本から向かうことに。
さて、どういうルートで行くか、どこで泊まるか、どうしたら正味4日間でアイスランドを満喫できるか。今回は頭をひねりました。フィンランドもおまけでつけた充実の北の旅をご紹介します。
まずは、日本からどうやってアイスランドに行くか。直行便はないので、ヨーロッパのどこかを経由していく。今回、連れ合いのスケジュールからいうと私は1日早くアイスランド入りする必要があり、初めての国であまり遅くに空港に着きたくない。
調べた結果、日本から最速でヨーロッパ、フィンランドに9時間半で到着するフィンエアーで乗り継ぐと、現地時間の16時にはアイスランドのレイキャビク空港に到着する。
さらに、帰路はいろいろオプションがあるが、アイスランドを発つ時間を午後に設定して探すと、フィンランドのヘルシンキに夜中に到着して翌日夕方に発つという便があった。これならついでにフィンランドの市内も寄って行ける。ヘルシンキは以前エアポートホテルに泊まったこともあり、朝まではゆっくりできると経験済み。
飛行機は、フィンエアーで決定。デイリーで成田、中部、関空から、そして福岡からも週3便(2017年10月28日まで)がヘルシンキに午後着で飛んでいる。マリメッココラボのインテリアも楽しみになってきた。
右:マリメッコのスリッパとアメニティキット。これは気分が上がる。
今回の成田-ヘルシンキ往復は、ビジネスクラス。まずは、イッタラのグラスに入ったウェルカムドリンク。アメニティキットもスリッパもマリメッコ。北欧気分にすでにひたる。
このインテリアやアメニティに心惹かれる人は、フィンエアーの機内販売誌を必チェック。
マリメッコやムーミンなどの限定商品もあるし、内容は少し異なるが赤いウニッコ柄のアメニティセットも23ユーロ。機内誌やオンラインストアを見て、フィンランドを発つ3日前までに予約しておけば、復路で受け取れるというサービスも行っている。
フルフラットシートは全長約200センチもあって、ノイズキャンセリングタイプのヘッドフォンをかけて、映画を観ていたらいつの間にか寝落ち。ヘルシンキでは1時間ちょっとの乗り換えで、さらに約3.5時間の飛行で遂にアイスランドへ。
2017.09.18(月)
文・撮影=小野アムスデン道子