赤ちゃんアシカのかわいさに萌える!

ダイバーの様子が気になって仕方ないアシカちゃん。

 水面下は巨岩がごろごろと転がった地形。水深が浅いため、ほどよく温められて、快適な水温です。

 スノーケリングをしていると、岩を縫うようにビュンビュンとアシカが行き交っていきます。中には岩の陰から様子をうかがうものもいれば、あえて目の前を通り過ぎるものも。好奇心旺盛の彼らにとって、スノーケラーは気になって仕方ない存在。

おでこが突き出た巨大なオスが、群れを率いるリーダー。近寄り過ぎると、一喝されます。

 9月に入ると、アシカの赤ちゃんたちの海デビューの頃なので、一緒になって遊んでくれます。その愛らしさは、ズキュンと瞬殺ものです。

コルテス海にぞっこんだった、スキューバダイビングを開発した一人、ジャック・イヴ・クストー。
コルテス海のダイビングの拠点となる小さな町、ラパス。おしゃれなレストランもあります。

 ラパスの街の海岸線には、ここを“世界の水族館”と絶賛した、ジャック・イヴ・クストーの銅像が、海に向かって立っています。

 片手の平を眉の上にやり、遠くを見つめるクストー。その目はやさしげで、口元は笑っています。水中という新たな冒険の世界を見つけ、わくわくしている様子。そんな先人の勇気があったからこそ、今、気軽にダイビングも楽しめるのですね。

エスピリトゥ・サント島
●アクセス ロスカボス国際空港から車で約2時間30分。ラパスからクルーズなどで向かう
●おすすめステイ先 コスタ・バハ・リゾート&スパ
http://www.costabajaresort.com/

【取材協力】
メキシコ観光局

http://beta.visitmexico.com/ja/

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2017.09.09(土)
文=古関千恵子