網タイツを履いたあの政治家のグラビアを!

自民党政調会長を務めていた2015年当時の稲田朋美代議士。国会議員らしからぬこのファッションの理由は、地元・福井県の名産品である網タイツをアピールするためだという。眼鏡も、同県鯖江市で作られたものだとか。

 「大人のためのアミメガイド」、まずは大人の女性におすすめしたいアミメということで、稲田朋美防衛大臣がさまざまな網タイツを履きこなすファッショングラビアはどうだろう? 何かと場をわきまえぬ服装が批判されている彼女がTPOに応じた着回しを披露すれば、読者の参考にもなるのではないか。

 いっそのこと国会議事堂で撮影してみたら――と思ったが、だいぶ前、蓮舫・現民主党代表がそういうことやって集中砲火を浴びてたっけ。

草間彌生さんの自伝『無限の網』には、ニューヨークでの生活、心の病との闘いなど、波乱の半生が綴られている。ところで、稲田朋美防衛相のタンスにも、無限の網が隠されているだろうか。

 そして、アミメ芸術といえばこの人、草間彌生さんである。2016年には文化勲章も受章した日本の至宝というべきアーティストだ。

 カンヴァスやオブジェをびっしりと埋め尽くすアミメへの愛を、存分に語っていただきたい。いっそのこと、稲田防衛大臣と対談してもらうのはどうだ。まあ、噛み合わないことこの上ないとは思うが。

横浜市立野毛山動物園で生まれたアミメキリンの赤ちゃん。この時点で生後2カ月。それにしてもきれいなアミメである。

 あとは、かわいい動物ネタということで、アミメキリンの特写グラビア。俺も、「キリン1匹 100万円」という領収書を堂々と経理部に突き出して、伝説の編集者として歴史に名を刻んでみたいものである。

2017.03.05(日)
文・撮影=ヤング
写真=文藝春秋