Vol.016 名前をつけてやる|スピッツ

新サイト始動までの苦闘の日々を振り返る

哺乳瓶代わりにスマホを手にしていたという世代から、オンラインという言葉を耳にしても三和銀行のことしか思い浮かばない年配の方々まで、すべての世代におすすめします!

 こんにちは。ルミネエストのことを頑なにマイシティと呼び続ける男、CREA WEB編集長のヤングです。

 このコラムも何だか久しぶりなわけだが、その間、俺が何をやっていたかというと、ユニクロにアルバイトとして潜入し、極秘取材を行っていました! ……というのは今手元にあった週刊文春を眺めながら考えついた出鱈目で、実際は、本日2017年1月25日より社運を賭けてオープンした新サイト「文春オンライン」編集部で下働きをしていたのだった。

 本格始動を前に雪山で合宿を行っていた編集部一同に随行し、五右衛門風呂を沸かすための薪割りをしたり、味噌汁の具にする高野豆腐を手作りするため水を切った豆腐を合宿所の軒下に干したり、東京の本社との移動に使うミニバンのチェーンの着脱を行ったりしていた。

精神修養のため雪中行軍を続ける文春オンライン編集部員のみなさん(画像はイメージです)。

 もちろんその間、PCには一度たりとも触れることがなかった。今、あかぎれだらけになった両手をじっと見ながら、感慨に浸っている。

 そんな俺の献身的なサポートが実り、ようやくオープンにこぎ着けた「文春オンライン」であるが、この名前に決定するまでには、紆余曲折があった。今回は、賞金を狙った俺がやる気満々で応募したものの、まったく顧みられずあえなく不採用となったサイト名候補の数々を発表します!

2017.01.25(水)
文・撮影=ヤング
写真=文藝春秋、共同通信