純白の衣装をまとった人々が教会に集う
また、ラロトンガ島で訪れたいスポットのひとつに、カルチュラルセンター「テ・バラ・ヌイ・ビレッジ」があります。敷地内に点在する小屋ごとに、ヤシの実をもぎとるデモンストレーションや薬草を使った民間療法が紹介され、クック諸島に伝わる文化や習慣、歴史などに触れることができます。
カルチュラルセンターのディナーショー付きのプランに参加し、華やかなダンスショーを鑑賞していると、シニアの地元マダムと仲良くなる機会が。
かつてダンサーだった彼女は、名優の故マーロン・ブランドにプロポーズされたことがあったとか! たしかに若かりし頃は絶世の美女だったような面影が! マーロン・ブランドはタヒチアンが奥様だったこともあったはずですし、ポリネシア系の女性がお好みだったもよう。
ラロトンガ島へ行くなら、月初めの土日をからめて訪れるのがポイントです。
毎週土曜に開催されるウィークエンドマーケットでは露店が並び、子供たちのダンスも披露され、縁日気分が味わえます。
右:「記念撮影、撮りますよー」の声にも、マイペースなマダムたち。
そして第1日曜ならば、ぜひ教会へ! 純白のドレスや真っ白なスーツでおめかししたクッキーで、教会が埋め尽くされます。そして讃美歌の力強い歌声とハーモニーの美しいこと! 心洗われる南の島の日曜日です。
ラロトンガ島
●アクセス ニュージーランドのオークランドから空路約4時間。毎日運航
●おすすめステイ先 リトル・ポリネシアン・リゾート
http://www.littlepolynesian.com/
古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/
Column
古関千恵子の世界極楽ビーチ百景
一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!
2016.12.31(土)
文・撮影=古関千恵子