#002 Aitutaki Island
アイツタキ島(クック諸島)
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現実とは信じられないほど鮮やかなブルーの海
“クック諸島”と聞いて、どこにあるのか、すぐに頭の中に地図を描けるとしたら、かなりのビーチリゾート通でしょう。赤道よりもやや南、南回帰線よりもやや北の南太平洋、ちょうどフィジーとタヒチの真ん中あたりに位置するクック諸島。“楽園”と呼ばれるビーチリゾートのツートップに挟まれているとなれば、その美しさはいわば想像にたやすいはず。
そんなクック諸島の中でも、国の看板的な美しさを誇るのがアイツタキ島です。
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アイツタキ島は、クック諸島の首都のあるラロトンガ島から空路約45分。三角形をしたリーフに囲まれた周囲約45キロメートルのラグーンに、3つの頂を抱くメイン島と12の小島(モツ)が浮かんでいます。
このラグーンが圧巻! 海底が白砂のごくごく浅瀬なので、強烈な太陽の日差しを跳ね返し、まるでネオンブルーに自然発光しているよう。地元の人いわく「友達にアイツタキの写真を見せると、フォトショップで海の色を加工しただろうって言われるけれど、リアルなんだよね」と。現実とは思えないくらいのブルーなのです。
2014.04.19(土)
文・撮影=古関千恵子