#114 Rarotonga Island
ラロトンガ島(クック諸島)

プライベートヴィラ滞在は極上の体験

島の中央に高峰が連なるラロトンガ島。(C)クック諸島観光局

 ラロトンガ島は、クック諸島の首都があり、玄関口となる島です。

 15の島々からなるクック諸島が位置するのは、赤道を軸にハワイと線対称にあたる南太平洋上。ノーザン・アイランズとサザン・アイランズに分かれ、ラロトンガ島や絶景ラグーンのあるアイツタキ島は後者に含まれます。

 周辺国にはトンガ、ニウエ、サモアなどがあると聞くと、どこか未開な匂いがしてきますよね? 南洋の自然の中に飛び込んでいくような……。

快適かつおしゃれなホテルが充実した、実はリゾート先進国。自然保護への意識も高い国です。

 けれどそのイメージ、実は大間違い。

 クック諸島における二大人気のラロトンガ島とアイツタキ島は、豊かな自然に抱かれた、快適なリゾートアイランドです。

 特にラロトンガ島のステイ先の豊富なバリエーションにはきっと驚くことでしょう。パブリックプールや数軒のレストラン、スパなどを整えた300室近くを数える大型ホテルもあれば、プライベートプール付きの部屋をもつブティックリゾート、南の島らしい風情が味わえるプチリゾート、そして地元のファミリーと触れ合えるペンションも。

オープンな造りのリビングからラグーンを望むヴィラ「テ・マナバ」。バスタブも、もちろんラグーンビュー!
スパ施設を併設しているプライベートヴィラもあります。

 おすすめは、プライベートヴィラ滞在。ベッドルームやリビング、キッチン、プライベートプールなどをしつらえた独立型の一棟で、まるで自分の別荘感覚で過ごせる宿泊スタイルです。

 それが、いつまでも眺めていたくなるようなオンザビーチの立地だったりするのです。調度品もナチュラルかつ洗練されたセンスで、中にはフロントやスパを併設し、5、6棟が集まったタイプも。バリ島でポピュラーな独立型ヴィラのイメージといったら、伝わるでしょうか?

2016.12.31(土)
文・撮影=古関千恵子