「ひとり温泉」と聞くと、ちょっとハードルが高いように感じてしまうけれど、実は、全国にひとりでも安心して行かれる温泉宿が増加中。100軒以上の厳選宿リスト、ひとりで満喫したい温泉ごはんや楽しみ方など、保存版の一冊が完成。

ひとりのための部屋がある幸せ

時間が経つのを忘れて、極上のひと時を過ごす“ひとり部屋”。

 体の疲れや、食事など、日々の生活から見直す“養生”。見直すといっても、そのような日常を過ごせればの話ですが、それに丁度いい宿を見つけました! 「養生館はるのひかり」、名前の通り、“養生”を目的とした宿で、なんといっても魅力は、ひとり専用部屋(写真)があるということ。体を休めたり、仕事をしたり、読書にふけたり用途は人それぞれで、食事も100%地域産の野菜にこだわっていたりと、自分へのご褒美にいかがでしょう。(編集T) » 目次をみる

別府・鉄輪温泉で地獄蒸しに挑戦!

魚介や野菜など、地獄蒸し用の食材セットが温泉街で手軽に手に入る。

 インパクトのある名前は知っていたけれど、いったいどんなものか長年気になっていた「地獄蒸し」を体験してきました。別府・鉄輪温泉を中心に、この地方では江戸時代から重宝されていた調理法で、100度近い天然の温泉蒸気で一気に蒸上げるので、あっというまに、どんな食材もやわらかく、おいしくなるんです。取材をさせていただいた、温泉宿「柳屋」で、地獄釜をお借りして撮影。これは、クセになるおいしさ!(編集S) » 目次をみる

歴史ある老舗宿も、ひとりに優しく

福島・会津東山温泉の「向瀧」。夜、外に出て眺めると一層美しい。

 会津東山温泉の「向瀧」へ取材に行ってきました。東山温泉は、内湯がすごくいいと評判。「向瀧」は、建物自体が国の登録有形文化財でもあり、日本の建築美にうっとりする宿。宿からこぼれる光によって、夜にはさらに美しさを増します。古くは、東郷平八郎、野口英世、竹久夢二、伊藤博文、そして現在も各界の著名人が宿泊する旅館ですが、全く堅苦しくないことに驚きます。ひとりで宿泊しやすい、どんな人にも居心地のいい宿なんです。(編集M) » 目次をみる

わざわざ食べに行きたくなる、新名物発見

誌面では紹介できなかったプリンも。優しい甘みとキャラメルのコクがたまらない。

 別府・明礬温泉で、今ブームのたまごサンドを発見! 岡本屋旅館の売店で販売されているこのサンドイッチは、口コミでじわじわと人気が出て、今や週末は売り切れてしまうことが多いという人気ぶり。パンのもっちりした歯ごたえと、自然でシンプルな塩気がたまりません。こちらも手作りの地獄蒸しプリンも必食の一品です。(編集K) » 目次をみる

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Column

「CREA」今月号の見どころ

「CREA」最新号の見どころを紹介していきます。

2017.01.06(金)
photographs=Atsushi Hashimoto、Takashi Matsumura

CREA 2017年2月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

楽しいひとり温泉。

CREA 2017年2月号

ひとりに優しい宿、増えてます!
楽しいひとり温泉。

定価780円