イルカ好きの聖地モンキーマイアへ!

子供からシニアまで、イルカ好きが集まるモンキーマイア。

 そしてお目当てのモンキーマイアへ! 40年以上前からバンドウイルカが遊びにやってくるようになり、ほぼ毎日会える、イルカ好きにとっての聖地です。

各種の宿泊施設やレストラン、バー、共同キッチン、ショップなど、キャンパーからリゾーターまで対応するモンキーマイア・ドルフィンリゾート。

 ビーチを占有するモンキーマイア・ドルフィンリゾートには、イルカとの触れ合いをサポートするビジターセンター、ドミトリーからロッジまで予算に応じた宿泊施設、ショップ、バーなどが集まり、ちょっとしたビレッジのような雰囲気です。

夜明けの桟橋へ。期待をしていなかったら、突如、イルカちゃんが登場!

 サンライズの時間に合わせてメンバー数人と、イルカのやってくる桟橋へ散歩に出かけることに。餌やりの時間よりも早かったので、人影もまばら。すぐ足元の水中にはイワシの大群が群れ、カメも2匹出没。「でも、まさかイルカは来ないよね~」と話していたところへ、水面に背びれを発見!

 波のない穏やかな海に、プシューッ、プシューッとイルカの呼吸音のみが響いています。近寄ってきてから、クルリとカラダを反転させ、お腹をこちらに見せてきます。まるで遊ぼうよと誘われているみたい。しかも、見上げると空に虹が。なんてピースな世界! まさに早起きは三文の徳です。

左:レンジャーの指示に従い、イルカちゃんの出現を待ちわびるゲスト。
右:餌を持っているのが誰か、誰の近くにいればいい思いができるのか、イルカちゃんはわかっている。

 ドルフィンの餌やりは毎日午前中に3回開催されます。

 レンジャーの指導のもと、ゲストはビーチに並んで待機し、イルカが現れたら、膝まで浅瀬に入ります。ずらっと並んだ人々を、イルカはまず横目で見ながら通過。その視線がまるで過去に会ったことのある人を確認しているよう。

 その後、ごはんの入ったバケツを持っているレンジャーさんの背後にピタッとついて、おねだりする姿もキュートです。この日は3頭が現れたり、消えたり、トータル40分ほどたっぷり楽しませてもらいました。

グリーンナフの小ぢんまりとしたワイルドライフパークへ。コアラの抱っこもできます。

 昨日まで知らなかった人たちと寝食を共にし、旅の感動を分かち合うコンチキツアー。数日間ながらも、西オーストラリアの自然と同様、濃密な体験ができますよ。

シャークベイ
●アクセス パース現地発着3泊4日ツアーに参加
●おすすめツアー会社 オーストラリアンツアースペシャリスト(ATS)
http://www.ats.co.jp/

【取材協力】
エクスペディア

http://www.expedia.co.jp/

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2016.12.18(日)
文・撮影=古関千恵子